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自分の軸で生きること

maria@home(マリアアットホーム)のカリキュラム作成を担当しています、渡邉です。
新卒で3年勤めた会社を辞め、昨年の秋に、異業種であるマリアプロジェクトに参画しました。

マリアは何をしてくれるアプリなの?と聞かれるのですが、一言で言うと、自分の考えを伝える力を伸ばすアプリ、となります。変化の激しい時代だから必要な力というのは分かるけど、未だに日本は点数主義じゃないか。と、当初は私自身思っていたのですが、自分が受けてきた教育について振り返って、社会に出てから求められる能力とギャップを感じることも。

いつの時代でも普遍的に必要な力はなんだろうと考えた時、世代間の価値観のねじれから思うことがあったので、すこし、私と母の話をさせてください。
母と思い出話に花を咲かせる中で、よく盛り上がる話題が、反抗期です。

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私は1995年生まれの、ザ・ゆとり世代。Windows95の誕生と共に産声を上げたデジタルネイティブ世代でもあります。
反抗期のピークは小学校6年生のとき。中学受験を控えていたこともあり、常に訳もなくイライラ・ツンツンしていました。受験自体は、私が自発的にやりたいと言ったのですが、せっかく受験するからには「いい学校」に入らなければ、、、とプレッシャーを感じていたことを覚えています。
母は、あの頃は、子供の幸せはこうあるべきだっていう価値観が凝り固まってたのよねー。ごめんねー。とよく話してくれます。良い学校に通い、良い大学に進学し、良い会社に入り、良い男性と温かい家庭を築く。そのためには、なんとしてでも我が子が、「幸せのレール」から踏み外さないようにしないと思ってた。と。

思えば、母の生きてきた時代は、終身雇用の時代。いい会社に入れば、いい暮らしができる、が常識だった。だから、我が子がそこにたどり着くために、どんな道を用意してあげるのが最適解か、必死で考えてくれたんだと思います。母には母の生きてきた中での学びがあって、私の将来を案じて、助言をくれていたんだと感謝しています。

でも、私が生きていく世界と、母が生きてきた世界は違うし、私が生きてきた世界と、これからの子供たちが生きていく世界もまた違います。

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情報革命によって、距離や時間の壁があっという間になくなりました。
ものの売り方が買わり、働き方も変わりました。それに伴って、いままで当たり前に存在していた職業が、とんでもないスピードで無くなる場面を目にしてきました。
そして、コロナウイルスによって、変化のスピードはさら加速化しています。
これから先、どんな世界になるかなんて誰にも想像できません。

ひとつ言えることは、世間の物差しや、周りと比較した「相対的な自分」ではなく、
自分は誰で、何がしたいのか「絶対的な自分」を持つことが必要だということではないかと思っています。

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とはいえ、絶対的な自分を確立することは簡単なことではありません。まだまだ点数主義の色濃い日本で、偏差値や点数では測れない力を育むことは、ハードルが高いのではないでしょうか。

マリアは、子供たちが、自ら考えて伝える力を伸ばすアプリ。
マリアの最大の特徴は、音声認識機能によって、キャラクターとの対話を通じてカリキュラムが進むこと。

この絵本は面白かったかな?
それはどうしてかな?
この人はいい人だと思うかな?
どうしてそう思うのかな?

と、問いかけを繰り返して、ぼくは・わたしはこう思う、を発信する力が自然と身につくように設計されています。
誰かの軸ではなく、自分の軸をもって人生を歩んでほしい。マリアプロジェクトの開発メンバーは皆がそんな想いで、アプリを作っています。
子供たちが、それぞれの価値観で幸せな人生を送るための手助けになることができればうれしいですし、保護者の方にとって、お子様がどのような考えを持っているのかを知るきっかけになれば嬉しいです。

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