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【子育て】『自分の子どもを愛せない』は愛しているということ、憎しみも愛、愛は笑顔で伝えられる

 おはようございます。朝からどんな内容の話するねん、という感じですが、昨日娘の習い事で親の勉強会が毎回あるのですが、そこで出た話について自分なりに考えたことを書いてみたいと思います。

 ざっくりとお話すると、Aさんには息子が2人いて、長男が年中、次男が1歳だそう。元々、長男の子育てに悩んでいていたんだけれど、次男が生まれてから、さらに子育てに悩んでいるということ。5歳にしては、自立をしていて、母親の作った食事が気に入らないと、自分で冷蔵庫から食材を取り出して自分で食べたいものを作るそう。家の中では、走り回っていて、言うことを全く聞かないし、次男が生まれてからの赤ちゃん返りがひどく、収まったかと思ったら反抗的な態度でしか接してこない、二人目神話(私は初めて聞いたんだけど。。。)2人目が生まれると、1人目がかわいくなくなるというものらいしいんだけど、まさに自分がそれになっているという話しだった。。。『長男がかわいくなくて、愛せないんです』というようなことを言っていました。

 さて、ここで、『愛』とは一体なんなんでしょうか、ということです。かわいい~、大好き~、聞き分け良くてえらいね~、いいこね~、ってできることが愛でしょうか。私は、愛せない、という感情の正体は『愛』だと思うんですよね。だって、その子のことを一生懸命に考えているっていうことは、自分の時間をそれに割いているわけですから、それって、愛、なんじゃないかなと思うわけです。だから、世の中でよくアンチとか呼ばれる人とか、クレーマーとか呼ばれる人とかいますが、そういう人は一番のファンである可能性が高いわけです。表現の仕方が間違っているだけ。

 私は、このAさんの話を聞きながらそう思っていたのですが、Aさんにとって子どもというものは、自分でコントロールできる範囲のもので、自分がどうにかしないといけない存在だと思ってしまっているのではないかと感じました。子どもも一人の人間であり、子育ての主人公は子どもなんですね。以下の記事を参考にしてください。

 あとは、子どもはとても小さな世界で生きています。大人にもなれば、家庭や会社以外にも、過去の友人もいるし、今となってはSNSの世界だって大きな世界です。手を伸ばせば、世界を広げる方法を知っているし、お金を稼ぐこともできます。しかし、子どもというのは本当に小さな、小さな世界に住んでいます。私たち大人は、すでに世界を大きくする方法を知ってしまっているので、この小さな世界に住んでいたころの、世界がこれほどまでにも大きいんだということを、知らなかったときのことは忘れてしまっています。だから、よく学校に行きたくないとか、死にたいとかいう子どもに対して、大人が『世界は広いんだ。逃げてもいいんだ。』なんて言うけれど、実際のところ、その言葉が子どもたちに響くかと言われたら、知らない世界のことを、こうだ、と言われても理解できているのかどうかは、正直なところ疑問です。そうですね、世界中を自由に行き来している人に、日本でしか生活したことがない人が生活に困ってるという相談をしたとき、『日本が嫌なら、世界に飛び出せばいいだけだよ。世界は広いんだ。』と言われて、そうだな!そうしよう!って思えるかということと同じではないでしょうか?(例えが下手すぎる!!)

 何が言いたいかとうと、子どもは本当に小さな世界、最初は家庭という小さな世界から社会生活をスタートさせます。その中で、自分がどうあろうかとポジションを探します。まずは、親というものが大概いて、その親との関係性から世界を知ります。こうやって生きていくんだ、愛されるってこういうことなんだ、愛するってこんなことなんだ、ということを知る、一番小さな最初で最小の世界の始まりです。そういう意識で、親は子どもに世界をみせてあげることが大切だと思っています。親が子どもに対して意識すべきは、コントロールすることではなく、愛を教えてあげることだと思っています。子どもは、確実に親からの愛情を求めています。どのようにすれば子どもに愛が伝わるのか。一番簡単な方法は、『笑顔』かもしれないと最近つくづく思っています。毎日、どんな時も笑顔でいるということ。ただこれだけ。これが一番愛情が伝わる方法だと思っています。親の自分が苦しい、辛い、しんどいことがあっても、できるだけ笑顔でいてあげる努力ができること、これが何よりもの愛ではないかと思います。

 子どもは本当に親の姿を見ています。どうすれば親が笑顔になってくれるのか、考えてくれています。必死です。小さな世界で生き抜くために。教えることや、コントロールすること、正しさを押し付けること、これが子育てではなく、本当に子育ては親にとってみたら修行だと感じることはあるし、そんな中でもどれだけ楽しく笑顔でいられるか、ではないでしょうか。子どもは親がいないと生活できません。その小さな世界の中で、どうやって自分が生きていくのか必死です。他に逃げる場所を知りません。小学生や中学生でも同じでしょう。いくらSNSがあったとしても、本当の意味での世界の広さを知るには若すぎます。少しずつ世界を大きくしながら、その中で自分というものを見つけていくのではないかと思います。

 話がだいぶそれてしまいましたが、愛せない、なんてことは絶対にないし、それは愛だということだと私は思っています。ただ、伝え方が子どもに合ってないだけ。本当に子どもがどうなりたいと思っているのか、親がコントロールするのではなく、本当の子どもの気持ちに寄り添う、『一対一の人間同士の関わり』をするつもりで、子どもと向き合う気持ちが大切なのかなと感じています。最後に、こんな言葉があります『愛の反対は、憎しみではなく、無関心だ。』確かにそうだなと思います。愛がないということは、興味すらないということですから。何の感情もわかない。これが愛がないということなんだと思います。ただ、憎しみや妬み、嫉みは、自分が苦しくなるだけ。もっと愛を良い方向に表現できる自分でありたいですよね。見方を変える、ちょっとだけでもできれば、見える景色は変わってくるかもしれない、そんな風に思います。相手ではなく、自分次第ですね。

 最後に、色々話をしてきましたが、どうしても心が苦しい人へ。ぜひ、心の声を吐き出してみてほしいと思います。心に溜めれば溜めるほど、本当に苦しくてしかたありません。なかなか吐き出せる場所が見つからないかもしれませんが、どこでもいいのです。紙と鉛筆で殴り書きみたいにしてもいいし、誰かに話してもいいし、SNSで匿名で愚痴ってもいいし。何でもいいので、まずは自分の心を軽くすることをお勧めします。そうでないと、どんな情報も自分の中に取り込んで、実行することはできません。ただ、その情報が辛く苦しい存在になるだけです。まずは、吐き出して自分の内側にあるものと向き合ってみてください。参考になりそうな過去記事貼っておきます。

 熱が入りすぎて、長くなりました。。。それでは、また次回~^^*

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