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乙女の時間とお洋服

18歳から33歳にかけてを思い出して書きます。

少女を思わせる可愛いデザインが好きでした

お洋服、食器、雑貨、ときめくものには共通の雰囲気がありました。
私がこんな風に思って、抱えて生きていても、許してくれるような。
大人になりたくない
大人になったところで何もしたくない
少女のままでいたい
少女の要素が似合う女の子であり続けたい
可愛くなりたい、可愛くなりたい、可愛くなりたい
毎日、そう思っていました。

生きるための可愛さ中毒

15年間、お洋服をたくさん買っていました。
靴下を集めるのも大好きでした。
当時の写真がスマホの奥で眠っているので、スクリーンショットして持ってきました。5枚載せます。

ピンク!
Jane Marpleのロゴ
おうちとキャンディー
旅行にも着て行ったキャミワンピ
カメラマンさんが森の中で撮ってくださった

自尊心のため

惹かれて買って、着るからには自分も少しでも可愛くならなきゃ!と頑張っていました。
何故か、カラコンは着けませんでした。
やっていたこと
・体重、体型の管理、食事の記録
・岩盤浴、筋トレ、柔軟体操
・濃いアイメイク、日焼け予防

その自尊心がいっとき満ちるのは

・25分かけて仕上げるメイクで人が誤魔化されている時
・髪型と服装を真似したい、話したい、と間接的に報告された時
・体重を2ヶ月以上キープできている時
・日焼けしたくなくて、ひとりで甘い世界にいたくて、友人の誘いを断っている時

可愛いの旋風

確かに巻き起こり続け、ゆっくり遷移していく景色


お買い物をするビルといえば、マルイワン、ラフォーレ原宿、仙台フォーラスでした。
よくお買い物をしていたブランド
・EmilyTemple cute
・Jane Marple
・MILK
お洋服に合わせていたアクセサリーやバッグ
・Vivienne Westwood
・ANNA SUI

私は、ゆっくり、一歩一歩お別れしました。
今でもときめくブランドはあります。
Jane Marpleのプリーツスカートはシンプルなカーディガンに合わせて着ます。
ANNA SUIのパスケースや小物は使っているし、今日、新調もしました。
でも、関心を寄せる先が、変わっていったのです。

私が足を踏み入れた時期は2003年頃、また外に踏み出したのは2018年頃です。
その頃、私のような女の子にとっての憧れ、近くで触れていたい、そういう、みんなの可愛い、は確かにありました。
可愛い、が絶対的な存在でした。

甘美なトンネルを抜けて

今でも私はお洋服を頻繁に買いますが、系統は変わりました。
可愛い、好き、欲しい!が変わったのです。
変わる前にしておきたかった後悔もあります。
もっと、買ったお洋服を何度も着れば良かった。
自信が無くて数回しか着られなかった高いワンピースもありました。
自分で決めてすることって、〇〇したいから、だけではありません。
後悔したくないから〇〇する
私はこちらの意志の方が強いです。
今は、可愛い、好き、欲しい!って買ったのなら、何度も着ます。
クローゼット、押入れにお洋服がぎっしりあって、着るのを忘れて季節が過ぎてしまったこともあります。反省します。
2ヶ月くらい前に、45Lのゴミ袋にもう着ないオフィスカジュアルのお洋服を詰めて捨てました。
そうしたら、どこにしまったか忘れていたもの、着たかったものが、ちゃんと目の前にあって、抱きしめたくなりました。

トンネルを抜けたのかもしれないなと、そんな風に感じています。

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