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「悟りの奥義」(大川隆法「心の指針」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、心の指針「悟りの奥義」をご紹介したいと思います!

大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。

皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。

それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。



「悟りの奥義」

ある人が、

「悟りの奥義」を教えてほしいと、

夢の中で訊ねてきた。


それが判らないから、

仏教学も、哲学も、

二千五百年間、

ガラクタの山を築いてきたのに。


かのヘルマン・ヘッセは、二千年間仏教の勉強をした。

彼は、「ゴータマ」を仏陀とし、年若い自分を投影した「シッダールタ」という、もう一つの人格を小説に言いた。

前半は速く書くことができた。

ただ、

自分の人生を投影した「シッダールタ」を、

第二の仏陀に書き上げるには、長年を費やしても届かなかった。


当然といえば当然すぎることだろう。

仏教の知識は学べても、

自分に悟りの体験がなければ、

仏陀になった自分は描けない。

生活スタイルの形だけまねても、すぐに他人には見破られる。


恐るべきである。

自分では悟りの中身が判らなくても、

他人には、悟ってないことだけは見破れるのだ。


愛しても、執着してはならない。

知っただけでは、霊的に生きているとはいえない。

反省しても、自尊心、名誉心は捨てられない。

発展が、破滅への疾走となることもある。


正しさが世界を分断する時、あなたの居場所はどこにあるだろうか。


〈大川隆法 心の指針 233〉  



〈感想•気づき〉

「悟りの奥義」なんて、そんなに簡単に分かるものではない!

2500年間の仏教学も、哲学も、ガラクタの山だ‼

力強いお言葉に、つい、「申し訳ありませんでした、出直します」と言いたくなる私です😭


ヘルマン・ヘッセといえば、『車輪の下』などで有名な世界的文豪です。

そんなヘッセの描いた小説「シッダールタ」であっても、残念ながら仏陀の悟りには届いていない、と語られています。

若き日の自分を「シッダールタ」と重ね合わせることはできても、「仏陀」の悟りまでは描けない。

いくら読書をしても、自分の悟ったしたレベル以上のことは書けない。

悲しい事ですが、これもまた人生の真実なのでしょう。


同じように、私たちがいくら勉強して、偉そうに説教しても、実際にその内容が腑に落ちているかどうかは、分かる人から見たら分かってしまう、ということでしょう。

この解説をしている私自身であっても、大川先生から見たら、「全く悟りに届いていない!」と喝破される可能性もあります😭笑

もちろん、自分自身としても、「悟りたる存在」にはまだまだ遠く、皆さんと一緒に学んでいるつもりだし、そんな私だからこそ、分かりやすく身近に真理をお届けしたい!という発信軸。

それが、はじめての方にとってはいい場合もあるのかな、と思っています。

ただ、仰るように、その悟りが本物であるかどうかは、識者が見れば一目瞭然。

ぜひ、本物の悟りを求めておられる方は、当会の支部・精舎の門を叩いてみてください😭

礼拝堂で『正心法語』をお祈りしたり、『太陽の法』研修を受けられましたら、きっと、本物の悟りの香りを、感じられることと思います。


そして、なかなか悟りに到達することができない私たちへのヒントが、この心の指針に隠されているのだと思います。

愛しても、執着してはならない。
知っただけでは、霊的に生きているとはいえない。
反省しても、自尊心、名誉心は捨てられない。
発展が、破滅への疾走となることもある。

なんと、大川先生の教えの基本である、「幸福の原理」の「愛・知・反省・発展」がコンパクトにまとめられているのが分かります。

諸行無常。どんなに人を愛しても、執着してはいけない。
愛が執着に変わった時、その愛は死ぬ。
愛するならば、ただただ与えきりの愛をめざすこと。

知識を得るだけで、すべてを知ったと思うのは間違い。
この世の中には、自分のまだ知らない世界が沢山ある。
いくらこの世の勉強をしたところで、霊界やあの世の存在まで理解しないと、人生の真実は見えてこない。
本物の智者を目指すならば、仏法真理を学びつくすこと。

どんなに反省しても、自尊心、名誉心が捨てられないと苦しむ。
反省とは本来、心の底から喜びが湧き出てくるもの。
自分の至らない点を自覚し、改善していける喜びに目覚めたとき、自分を飾り立てている虚飾とはおさらばできる。

発展していると思っても、慢心してしまえば、一寸先は闇。
その発展は自分のエゴのためではないか。
周りの人の幸福に繋がっているのか。
心の正さを常に点検し、転落を防ぐこと。


正しさが世界を分断する時、あなたの居場所はどこにあるだろうか

正義とは、神の考える善悪とは何か。
この答えが示された時に、天国への道を歩める私たちでありたいと願っています。

一歩ずつ、共に頑張ってまいりましょう!


最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。✨✨


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