「自分らしく生きる」(大川隆法「心の指針」より)
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話、3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「自分らしく生きる」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへの感謝を込めて、贈ります。
「自分らしく生きる」
学校での教育は、画一した人格を求めがちだ。
一人の教師にとって、四十人の生徒を教えるには、その方が便利だからだ。
また、会社での社員教育も、一律の訓練をしたがるものだ。
その方が、上司は、苦労なく部下を使いこなせるからだ。
たしかに、他人に迷惑をかけることは、よくないことだ。
反省もし、慎みもしよう。
しかしながら、決して譲ってはいけない一線もある。
たとえば、
この世の数十億人の人々の中で、
あなたが唯一無二の存在であるということだ。
二人としていない個性なのだ。
自分らしさを、
自分が愛さないで、
いったい、誰が愛するというのか。
あなたらしさを失ってはならないのだ。
(大川隆法・心の指針 「自分らしく生きる」)
〈感想・気づき〉
学校教育は、社会に出る前の教育機関として、一定のルールを大切にし、生徒にもそのルールを守らせます。
校則は、社会人になった時に恥ずかしくない人間になるために必要な作法です。
ただ、時にその一律の縛りに苦しむ方もいます。
また、ルールに苦しむ方は、生徒だけはありません。
教師や大人であっても、組織の枠組みに無理矢理自分を合わせることが難しいという方はいらっしゃいます。
確かに、「人を迷惑をかけてはいけない」という人生の黄金ルールは存在します。
たとえば、一人が校則を破ると、他の子も校則を破りはじめ、全体の秩序が崩れる。
それは、社会全体的に見たら、悪に当たるのかもしれません。
ただ、その「人に迷惑をかける」範囲がどのレベルにあたるのかは、学校によっても、組織によっても微妙に違ってきます。
たとえば、私の知人で、厳しい校則に耐えられずに非行に走り、退学した子もいました。
反対に、全く校則のない自由な学校を卒業したのに、折り目正しくしっかりした方もいます。
それらの例を見ると、一番大切なのは、
「どのような環境においても、自分を律しつつ、自分らしさを大切にして生きること」
なのかな、という風にも感じます。
学校のルールや組織のルールは、大勢の人間が共に生きていくための交通整理に必要な、信号の様なものではないでしょうか。
その信号はあくまで基準としては存在するでしょう。
ただ、黄色信号の点滅でどこまで渡るか、
赤信号だけど車が来ないからサッと渡ってしまうのか(笑)、
その辺りは自己責任の部分があると思います。
もちろん、ルールを破ってしまい、他人に迷惑かけることは反省すべきことです。
ただ、ルール以前の問題として、あなたという個性は唯一無二の存在です。
その個性を全て削って押し殺す事も、
自分を傷つけることになるので、避けるべきことなのだと思います。
まずは自分らしさを、自分が愛すること。
神様から与えられた、たった一つの個性を持つ、大切な大切なあなたです。
学校や職場など、どこかのルールが息苦しく、先が見えない中沈んでいきそうな時。
そんな時は、その世界だけが全てではない、ということを考えてみてはいかがでしょうか。
校則の厳しい学校から、自由性を重んじる学校に転校して大きく伸びる子もいます。
激務の職場から一歩離れて、自分らしい働き方を探す中に、天職を見い出す方もいます。
あなたにピッタリの場所が、この世界には必ずあると信じて。
まずは自分を信じ、愛してあげてください。
最低限、神様からお願いしたいルールは、
「自分がされて嫌なことは人にしない。自分がされて嬉しいことを人にする」
だと思います。
それだけは心に留めつつ、自分らしさを輝かせる道を探していきましょう。
どうかこの記事を読んだ方が、自分を信じ、愛していくことができますように。
拙い気づきを最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。
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