見出し画像

絵と愛と南米とLove makes the world go round and change.南米体験記 Vol.1


絵と愛と南米と
Love makes the world go round and change.

誰かが、ふと見た絵が、誰かを繋ぐ。

もしその絵が、日本と反対側にいる子どもたちが描いた作品だったら?

地球の反対同士である、遠い国の誰かと誰かを絵の光が繋ぐ。

画家たけおまりこ 南米体験記

Vol.1

2020年3月4日、

中部セントレア空港から、
私の乗った飛行機は旅だった。
行き先は、日本の反対側、南米のペルーだ。
世間では、コロナウイルスというものが、
中国の武漢から韓国へ広まり、
直に日本を含め、他の国々に蔓延していくのでは、
と話されていた。

旅立つ前に、本当に行くべきなのか、
今行くべきなのか、
とても悩んだことを覚えている。

大丈夫、きっとなんとかなる。
今行かないと、きっと後悔する。
南米に絵を届けるんだ。

45リットル入るバックパックには、
アクリル絵の具と筆、木枠と、
キャンバス布、そして少しの服を詰めた。


私はペルーの首都リマへと旅立った。




乗り継ぎを含めおよそ25時間の、

長い長いフライトを経て、


ペルーの首都リマへと到着した。



タクシーからのリマの景色

春が訪れようとしていた日本とは打って変わって、
リマは真夏だった。

空港を出ると、太陽の光が差し込んだ。

肌がジリジリ焼けるようだった。

日本とは違う、南米の空気の匂い。
少し甘ったるい南米独特な匂いだった。

空港で、事前に予約していたタクシーの方と合流した。
(リマでは流しのタクシーに乗ると、
ぼったくられたり、夜間遅いと運が悪ければ事件に巻き込まれてしまうということがある。)

陽気なタクシードライバーに連れられ、
リマの郊外にある
「お宿桜子」という日本人の方が経営されている、
ゲストハウスへ。

宿では、世界一周中の女性や、
ボリビアのウユニ塩湖に向かう旅人、
日本を出てから2年になるという旅人、
ペルー料理を求めてきた料理人、
そして、世界一周中の夫婦と、
とても素敵な旅人達と出会った。


一番初めに出会った壁画


驚いたのは、
「あ!〇〇君!なんでここにいるの!メキシコぶりじゃん!」なんて、他の国で出会った日本人の旅人同士が再会を果たしていた。

あぁ、本当に、人と人は 縁 で結ばれて、
生きている。
またあの宿で、縁で結ばれた旅の仲間たちと再会できることを願いたい。

リマでの2日間は宿で出会った旅人たちと、街を散策した。リマの街は、はっきりとした色の建物が多い。
黄色、赤、青、オレンジ、ピンク…
目に飛び込む色は、心が元気になる色ばかりだった。


山に沿って建物がたくさん建っている

都心部の外れはあまり治安が良くないが人々は陽気だ。


服屋さんで友達になった
服を忘れたので(最小限にし過ぎた)普通に服を買った



スイカ
言わずもがなのアボカド
お土産やさん


建物そのものが作品となっている壁画


みんなで作ったご飯




ペルーの民間バス



サーフィンの波


日本では見慣れない景色を沢山見せてもらったように思う。


都会や、海、メルカドという市場を訪れリマでの2日を終えた。


次回は、マチュピチュ編


聳え立つ山


この体験記は、

クラウドファンディングの返礼品としてお渡しした冊子を、再度編集したものです。
ぜひ、多くの方にも楽しんでいただければと思います。

今振り返れば、本当に貴重な体験をいただいた日々でした。写真を3年ぶりに振り返ると、あの時の記憶、空気、匂い、出逢った沢山の人のこと、鮮明に蘇ります。

今は今しかなく、
全力で駆け抜けた南米の日々でした。

過去を考えることも未来を考えることもなく、
今に向き合い続けた、
そんな記録を、
楽しんで読んで頂ければと思います。

人と人のご縁で繋がる、
人の生きる道。

関わってくださっている皆様に、
沢山の感謝と愛を込めて。

愛の循環サポート、ありがとうございます! 沢山の祝福が訪れますよう✨ 沢山の愛と感謝を込めて