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授業 【シュタイナー教育 Christof Wiechert氏②導入】


①の続きです。
Wiechert氏は、なぜその授業をするのかを毎回考えるように、と何度も言及されていました。

例えば小学校3年生では「家づくり」のエポック授業がありますが、これはシュタイナーの「自分たちが住んでいる場所の周辺にある典型的な職業を経験し、理解させるべき」と言っていたことから来ています。

1、2年生の頃の自他の境界がふわーっとしているメルヘンの世界とは違い、3年生の頃には「私はここにいる」「世界とは切り離されている」という認識をし始めます。親が本当に自分を生んだのか、そんな疑問も出てくる頃かもしれません。

だからこそ自分の周りに興味を抱きます。こういった背景から、その時期、周囲の人たちがどんな生活をしているか知ることは大切である、ということでエポックが組まれています。

そのため、家づくりは典型的な職業ですが、海辺に住んでいる場合は漁業だったり、農業、陶芸等の職人かもしれません。

12感覚論についても一つ一つ例を考えながら詳しく学びました。
この12感覚の順番は、天秤座から始まり、牡羊座で終わっています。下記はクラスメイトとの話の中でざっと書いた図ですが、なぜシュタイナーがこのように考えたか、もう少し理解を深めたいと思います。
Albert Soesman氏のOur Twelve Senses: How Healthy Senses Refresh the Soulを読んでいるので、また私なりの解釈をまとめたいと思います。

12感覚論 -12 signs

【Physical senses】
1、Sense of touch 触覚 -天秤座
2、Sense of life 生命感覚 -蠍座
3、Sense of movement 運動感覚 -射手座
4、Sense of balance 平衡感覚 -山羊座
【Soul senses】
5、Sense of smell 嗅覚 -水瓶座
6、Sense of taste 味覚 -魚座
7、Sense of vision 視覚 -乙女座
8、Sense of temperature 熱感覚 -獅子座 
【Spiritual senses】
9、Sense of hearing 聴覚 -蟹座
10、Sense of language 言語感覚 -双子座
11、Sense of Conceptual 思考感覚 -牡牛座
12、Sense of I 自我感覚 -牡羊座

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