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『麦本三歩の好きなもの』を読んで。


そうなのだ。好きなものを好きな時に好きに選んで過ごすことが幸せなのだ。

本屋さんでたまたま見つけた『麦本三歩の好きなもの』を読んで、そんな気持ちを思い出した。

パスタが食べたいと思った時に、それを食べること。この本を読んでみたいと思った時に、その本を買って読むこと。あそこに寄ってみたいと思った時に、そこに行くこと。

そんな自分のやりたいを自分で叶えてあげること。それが心の充実につながるのだ。

だから三歩のように、夕ご飯の前におにぎりを買ってもいいし、目的もなく歩いたっていい。それが自分のしたいことなら。

それって無意味じゃない?なんて言葉は愚問で、意味を持つ必要ないし、無意味だって必要だってことを三歩は言っている。

そして無意味は、無意味でしかなくて、それ以下でも以上でもない。何かの引き立て役でも、なんでもないのだ。その考え方って素敵だな、と思う。

なんとなく、言っていることがわかる気がするし、そんな生活が楽しい三歩って素敵だなって思う。

まだ、最初しか読んでないけれど、三歩とは友達になれそう、そんな気がする。続きを読むのが楽しみだ。



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