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私の得意なこと。

「あなたの趣味・特技は何ですか?」この質問がすごく苦手だった。小学生の頃は流行っていたプロフィール帳に、大人になってからは就活のエントリーシートに、必ずその質問が載っていた。

趣味は大人になってからはかろうじて、「旅行・読書」と書いていた(かなり無難…)。でも、特技は分からない。高校生までピアノを習っていたのでよく「ピアノ」と書いていたが、もう全く弾けないので実は嘘を書いていたことになる。となると、私の本当の特技ってなんだろう。

そう考えたきっかけは、夫とそういう話になったから。夫は割と多趣味で得意なことも多いので、スラスラといくつも出てきた。対する私はというと、全く出てこない。趣味はいくつか出てきたけれど、特技はやっぱり思い浮かばない。

「昔から自分の特技って分からないんだよね。」そう夫に伝えると「じゃあ、あれは?子どものお世話とか、子どもと遊ぶこととか。」という答えが返ってきた。「え!?」私は思わず声が出た。
「好きなんだろうなぁと思うし、少なくとも俺よりは上手だと思うんだよね。」夫はそう続けた。

子どもと遊ぶこと。確かに私は、中学生の頃には保育士になりたいという夢を持っていたぐらい、子どもが好きだった。その後も子どもと一緒に遊ぶようなボランティアやサークルに入っては、子どもたちとゲームをしたり、ワークショップを開いたりしていた。

思い返せば、エントリーシートの特技の欄にも、「子どもと遊ぶこと」と書いたことがあった気がする。就活の面接ではそこから話題が膨らむこともあるから、自分のやっていた活動と結びつけた方がいいと言われて書いたものだったけれど。でもそう考えると、あながち間違っていないかもしれないと思い始めた。

もちろん、保育士さんや幼稚園の先生みたいにそれを専門にしているプロの方々と比べれば、全然レベルは違う。それでも、子どものお世話をしたり、一緒に遊んだりするのは、やっぱり好きだし、楽しいなぁと思う。

そう考えると、特技とまではいかなくとも趣味には入れてもいいのかもしれない。「趣味・子育て」なんだか味けない気がするけれど。でもそうすると、今は1日のほとんどを趣味をして過ごしていることになる。なんだかそれって、すごくハッピーな日々の過ごし方じゃない?

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ということで話は少しそれましたが、どうやら私は今、子育てをすることが好きみたいです。他にも、結婚してからは料理やお菓子作りも好きになったし、今は育休中の仕事も好きな内容だし。私って案外、好きなことに囲まれた生活をしているかもしれない。

もちろん好きなドラマや本を見たり、こうしてnoteを書いたりするのも大切な時間。それでも、今の生活が自分にぴったりとハマってる気がして嬉しいというか、幸せだなぁと改めて感じることができた。

これからもそんなことを思って、毎日を楽しく過ごしていきたいと思います。



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