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君となら、どこに行ってもきっと楽しい。

久々に夫が丸一日休みのある日。少し足を延ばして、市内の観光地に行ってきた。下の子が生まれると遠出は難しいと思い、私の希望で大きな滝を見られたり、美味しいランチが食べられる有名な温泉街へと向かった。

私はもともと観光が好きで、そこも何度か友達や妹と訪れたことのある場所だった。息子となら、あそこも楽しいかもなぁ、なんて色々思いを巡らせながら夫の運転でいざ出発。

ところがその時期は、ちょうど紅葉シーズンのど真ん中。曇天にも関わらず、渋滞で行くまでも時間がかかり、お店はどこも激混み。やっとの思いでお昼を食べられたのは、14時を回る頃だった。

川や滝に興味があった息子は、それらを眺めて楽しんでくれたし、ご飯もそれなりに美味しかった。でも車に乗っている時間の方が圧倒的に長くて暇だっただろうし、夫も長時間の運転に少し疲れ気味。私も気持ちばかりが急いでだいぶ気疲れしてしまった。

大人だけで行くのと子どもと行くのとでは、体力や気持ちの持ちようが全然違うことがよく分かって、今度はもう少し時期や場所を考えようとまた一つ学んだ一日となった。

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それ以降は私のお腹も大きくなり始め、あまり遠出はしていない。その分、毎日のように近所を三輪車でお散歩しながら、公園に行くのが日課になっている。

毎回同じ道を通り、遊具もそこまで多くはない公園に足を運ぶ。それでも息子は本当に楽しそうに三輪車を漕ぎ、お散歩をしている。時間を気にせずのんびりと一緒に歩き、終始楽しそうに笑顔で遊ぶ息子の姿を眺めていると、今日も出かけて良かったなぁという気持ちになる。

ふと、有名な観光地に行くのもいいけれど、今の息子と行くなら、こんなふうに近所の公園でもいいのかもしれない、と思った。だって君が楽しいなら、それが私にとって一番嬉しいことだから。君の笑顔が見られるなら、きっと場所なんてどこでもよくて、どこに行ったってすごく楽しい。

だからこれからは無理せず、家族みんなで等身大で楽しめる場所へ出かけよう。みんなで行けば、きっと全部素敵な思い出になるから。

これからも、そんなふうに背伸びしすぎず、家族のお出かけを楽しみたいと思います。