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🌸日本には楽しい文化がありすぎて暇する時間なんてない!!

皆様、こんにちは。
ごきげんいかがですか。

大和なでしこプロデューサーのマリナです。


現代は手軽に楽しめる娯楽や趣味がありすぎて忙しいと言われてますが、現代に限ってのことではありません。

昔から日本人は全力で趣味に一生を捧げてきたので、むしろ今が平常運転です!
と、声を大にして言いたい!!

「いやいや、何言ってるんですか、マリナさん。昔の日本人は真面目に一生懸命働いていたでしょう。趣味にかける時間なんてないですよ」

と、思われるかもしれませんが、ところがどっこい!

私たちのご先祖様たちって、現代の私たちと変わらず、遊び大好きで人生謳歌してましたよ 。

あ、源平合戦や戦国時代や世界大戦のような社会情勢が大変な時代は除きます。
そんな物騒な時代は文化どころではないので。

飛鳥・奈良時代では、庶民から貴族まで、やたらめったら和歌を詠みまくってます。(『万葉集まんようしゅう』)

美しい景色を見れば詠む!
恋にきゅんとしたら詠む!
楽しくても詠む!
悲しくても詠む!

とにかく何でも五七五七七の31文字に自分の気持ちを込める。

これって、現代のTwitterと同じですよね。
日本のTwitterユーザーが世界的に見ても多いのは、1300年前から短い文字に思いを込めて来たからなのかも?

平安時代では、女性作家の恋愛小説が大人気!(『源氏物語げんじものがたり』by紫式部むらさきしきぶ
全巻読みたくて、等身大の仏像を彫って祈るほど熱狂的なファンもいたほどです。

これは漫画やアニメにハマる私たちの大先輩ですね。
日本人が二次元にハマるのは千年前から続いてることなので、なにも恥ずかしがることはないのです!

室町時代では茶道が誕生。

「なんか雅でよく分からない堅苦しい世界」と思うなかれ。
この茶道というものは、なんとも奥が深いのです!
分かりやすくいえば沼!
令和を生きる皆様が思ってる沼よりも、はるかに深い底なし沼なのでございます!

数ある伝統文化のお稽古事の中で、私は茶道が一番の沼だと思います。

なぜなら──

茶道を極めようとすると一生かかる……いや、一生かかっても終わらないから!

「そんなおおげさな~」と思うかもしれませんが、甘いですよ、皆様。

茶道はお茶だけじゃないんです。
お茶碗、茶筅ちゃせん(竹製の小さい泡立て器みたいなシャカシャカするやつ)などの茶道具の勉強はもちろん、床の間を飾るお花や花入れの勉強、掛け軸に書かれている論語やくずし字、焼き物や漆器、和室の入り方や正座、歩き方、季節の年中行事などなど、書ききれないくらい覚えることが多い!

でも、だからこそ、茶道をやってたら総合的に日本の伝統文化が学べるのですごいお稽古です。

茶道家さんは自分で竹を削って茶杓ちゃしゃく(竹でつくられた耳かきのような形のお抹茶をすくうもの)を作ったり、土をこねてお茶碗を作ったりされてる方が少なくないです。

このようにどんどん深い知識や技術を身につけていくのは、日本人の職人気質なところが影響しているのかもしれません。

江戸時代では、日本の伝統芸能で最も有名と言っても過言ではない歌舞伎が誕生です。

「歌舞伎は派手なメイクと衣装、昔の言葉なので何を言ってるのか分からない」と言われさがちですが、ど派手な和風ミュージカルだと思っていただければ、あの豪華絢爛さも納得いただけるのではないでしょうか。

歌舞伎はスーパー戦隊のような爽快なヒーローショーあり、半沢直樹のようなお仕事下克上あり、新喜劇のようなお笑い劇あり、昼ドラも真っ青のドロドロした恋愛ドラマありと、まるでYouTubeのようにジャンルが多彩です。

今もそうですけど、当時から歌舞伎ファンは熱狂的で、江戸っ子は銭湯と芝居小屋に通うのが大好きだったそうです。

なかでも、女性人気はすさまじく、人気役者の浮世絵(ブロマイド)は飛ぶように売れて、観劇するときは好きな役者の衣装と同じ柄の着物を着たり、出待ちしたりしたそうです。
現代の私たちが、推しのイメージカラーの洋服を来てライブに行くのと一緒ですね。

各時代で熱狂したものが、今も似たような形でばっちり受け継がれているのを見ると、趣味で忙しい今の私たちの暮らしは当然のなりゆきですよねー。

なので、皆様、安心して好きなことに熱中して人生を謳歌しましょう。

遠慮はいりません。だって、偉大なご先祖様たちが夢中になったことと変わらないのですから。

あらあらかしこ(*ˊᗜˋ*)ノシ


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