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奉仕精神とお金稼ぎ

ここ最近、奉仕精神に溢れた方に出会うことがとても多いです。
それは無償で手助けしてくれる方々や、ほとんどお金にならないのに人のためになる活動をすると言った方々です。

500m美術館のプロジェクトに参加していた市民ボランティアの方に
「このようなボランティア活動は普段から行っているのですか?」
という質問をしました。すると

「自分はクリスチャンで20歳から様々ところに出向いてボランティア活動を行っています。でもアートの活動はいままで知りませんでした。私の周りにはボランティアをしたがっている人が溢れています。」

とおっしゃっていました。またある人は、

「私は長年、介護や医療の現場に携わっていて、施設の皆さんがもっと明るく癒される生活をしていくためにも、アートでなにかできることはないかと思いその情報を得るためにも今回ボランティアに参加しました。」
と、おっしゃっていました。

また最近お仕事の繋がりでお話しした若い女性の方は、自宅で1組限定で子供を預かる保育園や、子育てで悩むお母さん方のための講座を開いています。(情報は下記参照)
「正直あまりお金にはならないけど、自分の経験から悩んでいる人の手助けがしたいと思い、考えるより先に行動していた」のだそうです。

私は幾つかの経験から、
一見快く"与えてくれる人"も、
実際のところ見返りを求めていて、それが得られないと豹変したり、裏切りに繋がっていく可能性が高いという恐れが無意識で染み付いており、人から与えられるという事にちょっとした恐怖を持っていました。
でも本当に見返りを求めないで他人に優しくしたいという人々と関わっていく中で、"愛情を受け取る恐れ"も徐々に緩和されていきました。


私の中にも奉仕精神のような考えは深く根付いており、仕事をする上でも「人を喜ばせたい。癒したい」という信念を軸に仕事をしています。
それに、人に何かを伝えることができて癒すことができたら、そこにこの上ない喜びを感じます。

その一方で、私はお金を稼いて優雅な暮らしを送るということも大好きです。ビジネス戦略の話などを聞くのもわくわくします。

その2つの思いの割合は同じくらい強く、実際私の周りにも両極なタイプの人がいて、どちらの話もすっと入ってきます。

両方の思いがどちらも強い分、
以前は自分自身に一貫性がないように思えて戸惑うこともありましたが、最近は自分のその二面性があることを嬉しく思うようになってきています。


文章中の女性が行っているサービス「5kan」

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