<悪魔城伝説語り>悪魔城伝説四人組・その2

ファミコンゲームの名作「悪魔城伝説」の世界観や登場人物についての妄想や考えを語っていこうと思います。基本的にファミコン版の設定前提で書いています。

かなり飛躍した妄想なのですが、悪魔城伝説の「グラントルート」「サイファルート」「アルカードルート」「ぼっちルート」は、例えるなら『ひぐらしの鳴く頃に』という作品の「鬼隠し編」とか「綿流し編」みたいなものじゃないかと思っいます。並行するパラレルワールドのような、それこそゲームの分岐のように(ゲームですが)、「こちらを選んだ場合のこういう結末」のような……。
個人的には実際のゲームでは無い「仲間が4人揃った状態でのクリア」が、真のEDなんだろうなと思っています。ゲームでは仲間は一人しか連れて行けませんが、本当の歴史ではラルフは全ての仲間と巡り合って、サイファと結ばれ、グラントやアルカードの両名と深い友情を育めたんだろうなと。

私は、ラルフが仲間のうち誰か一人としか巡り合えないルートだと、登場人物全員が幸せになれない気がするのです(笑)。
アルカードルートを選ばないとベルモンドと接点を持てないアルカードが救われず(ゲームクリア後に出会ったのかもしれませんが)、サイファルートを選ばないとラルフとサイファが心を通わすことができそうになく、グラントの場合は……彼は、呪いさえ解ければ自力でそこそこ幸せになれそうですが(笑)、グラントの場合は、彼と出会えないとラルフが幸せになれない気がするのです(笑)。ラルフの初めての、生涯の友はグラントだと思いますし、ラルフ・アルカード・サイファの三人はどちらかと言えば内に内にこもりがちな性格だと思うので、三人にとって、グラントの明るく前向きな性質がかなりの救いになっていたに違いないと思っています。立場も身分も何もかもが違う四人が心を通わせて友情を育むことができたのは、グラントの功績が大きいのではないかなあと……。
という訳で悪魔城伝説四人組は全員揃わなければいけません(笑)!

悪魔城伝説四人組は、精神的にも物理的にも互いが互いを支え合い、助け合って前に進んでいる感があるのでとても好きです。ラルフが力強く道を切り開き、グラントとサイファがそんな彼を支えて、アルカードは黙ってラルフの背中を守る……と言うような四人がカッコよくて好きです。悪魔城伝説の四人組好きです。ファミコン版の。


突然話が飛びますが、悪魔城伝説に『すぺしゃる』として、5人目の仲間「ドラキュラくんルート」があったら面白いですよね(笑)。
きっとドラキュラくんルートは「おいラルフ!お前を子分にしてやる!さあ悪魔城探検に出発だぞ!」みたいなノリで話が進むに違いないと思います。
EDは崩れゆく悪魔城をラルフとドラキュラくんが見つめながら、
「ねえラルフ、なんで僕のお家が壊れちゃったんだろう?」
「……なんでだろうなあ。(お前が父親をやっつけたからだろ!)」
……みたいなノリで(笑)。
やってみたいなあ、悪魔城伝説ドラキュラくんルート。(*^^*)

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