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初めまして。 好きなものについての妄想や考察、感想のようなものを書いていけたらと思いま…

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初めまして。 好きなものについての妄想や考察、感想のようなものを書いていけたらと思います。

マガジン

  • 悪魔城ドラキュラのお話

    コナミの名作アクションゲーム『悪魔城ドラキュラ』についてのノートです。 『悪魔城伝説』についての話が多いです。

  • 雑記

最近の記事

悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・5

(専門家では無いので雑談としてご覧ください) 今回は「色彩」についての雑学です。 中世ヨーロッパで好まれた色は白と黒と赤と金、忌み嫌われた色は黄色と赤茶なのだそうで、それを踏まえて考えてみるとファミコン版悪魔城伝説のラルフは『中世で忌み嫌われた色の集合体』と言う事に気がつきました;(悪魔城伝説のパッケージ絵ではラルフは赤茶の髪をしていて、ゲーム中のグラフィックでは黄色を主体に使用されているように見えます) 黄色も赤茶も中世では「裏切り」「卑しい身分」「醜い身体」を意味する色

    • 悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・4

      (専門家ではないので雑談としてご覧ください) 今回は「中世ヨーロッパでの異端」について書いてみようと思います。 悪魔城伝説の舞台である15世紀ヨーロッパは宗教の力が大変強く、その教えから少しでも外れた者や教えに反するもの、反すると『思われるもの』に対しては、世間は非常に攻撃的でした。例を挙げれば「孤独な者、放浪する者」「障害を持つ者、異形の者」「異装の者、異教の者」……。 よく、日本に比べて海外は個性的で個人主義、なんて言いますが、中世ヨーロッパ時代の保守的な考えは半端無く

      • 悪魔城伝説・グラント考

        悪魔城伝説のグラントは本当に「渋い」キャラだと思います。 宿命のヴァンパイアハンターとか悲劇の貴公子のような派手さはないけれど、地味に素晴らしいキャラクターですよね。 https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29966.html こちらの記事にも書いてある事ですが、特別な力も宿命も持たないただの人間の善性と勇気を象徴するキャラだと思います。 グラントは職業や宿命や血筋により吸血鬼と戦わなくてはならない役割を持っている訳ではなく、

        • 悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・3

          (専門家ではないので雑談としてご覧ください) 私が妄想する悪魔城戦でつアルカードはいわゆる「古典的ドラキュラ」の服装で描いているのですが、実は15世紀ヨーロッパにはドラキュラ伯爵が身に着けているようなスーツもシャツも存在しませんでした。スーツの原型が誕生したのは17世紀ごろだそうです。 中世の男性貴族はチュニックにベルトを締め、下半身はタイツと言うのが一般的だったようです。これが庶民になるともう布に穴を開けて被っただけみたいな服になります。裁縫道具も、裁縫糸さえもかなりの貴重

        悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・5

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        • 悪魔城ドラキュラのお話
          19本
        • 雑記
          3本

        記事

          悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・2

          (専門家ではないので雑談としてご覧ください) 中世ヨーロッパの女性の男装(もちろん男性の女装も)は宗教上禁じられていましたが、実はサイファのように、女性でありながら男性の修道士として振る舞う者は存在したそうです。 その背景には中世の徹底的な男尊女卑、男性上位社会がありました。女性が男性と同等に学んだり働いたり活躍したりするのは許されない事でしたし、基本的に女性は男性より劣った生物だと本気で考えられ、教会などで教えられていた時代でした。故に、「劣った性」に生まれた女性は「優れた

          悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・2

          悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・1

          (専門家ではないので雑談としてご覧ください) 悪魔城伝説のドラキュラ伯爵はワラキア領主ですが、15世紀ヨーロッパの領主の一日の予定は、午前中にデスクワーク、午後は領地の見回り……と言う感じで、結構忙しかったそうです。ランプなどの照明器具はまだ発明されていなかったので、明るいうちにできる事はすませてしまおうみたいな感じだったのかな。 「貴族」と聞いて思い浮かぶ、華麗なドレスを着て毎日遊び呆ける生活と言うのは中世ではなく近代になってからで、15世紀はまだそれほど娯楽もなく(紅茶す

          悪魔城伝説で学ぶ中世ヨーロッパ・1

          8月6日

          1945年8月6日午前8時15分。広島に原子爆弾が落とされ、約14万人もの人々の命が一瞬にして奪われました。 広島に旅行に行ったとき、原爆ドームを見てきました。 平和記念公園は慰霊の場所でした。広くてきれいな公園内には沢山の慰霊碑や 祈念碑が建っていて、お花やお線香が供えられていました。 資料館に行って(予想していたこととは言え)愕然となりました。 誇張などありえない『事実』がそこにありました。 焼け焦げてぼろぼろになった衣服、想像を絶する高温のせいで飴のように

          <悪魔城ドラキュラ語り>ベルモンド一族の人名の由来一覧

          悪魔城ドラキュラに登場するキャラクターの名前の由来を考察してみました。以前に書いたレオンとソニアの記事のように名前の由来とコラムのようなものを一緒に書こうと思っていたのですが、当分出来上がりそうにないので由来だけでも先に書き留めておこうと思いました(^^;; (なお、本当はドラキュラシリーズの登場人物の名前に深い意味は無いんだろうな~という事は理解しております(笑)) 今回の登場人物は以下になります。 気になる人物がいたら見てみて下さいね。(*^^*) レオン ソニア ラ

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          <悪魔城ドラキュラ語り>ベルモンド一族の人名の由来一覧

          <悪魔城伝説語り>ラルフとソニア

          私が妄想しているベルモンド一族の設定で、「漆黒の前奏曲」のソニアと、これに出てきた吸血鬼(アルカード(仮))との子供がラルフなのだと言う点は、自分の中だけで譲れない燃えポイントです(笑)。 ヴァンパイアハンター・ベルモンド一族のソニアが吸血鬼な彼との子供を作ってしまったのだと考えれば、レオンの代であれだけ貴族だったベルモンドが一気に没落したのも人々に忌み嫌われたのも説明できる気がします。 もしもソニアと彼との子供がラルフとなると彼はダンピールと言う事になるわけですが、実は「

          <悪魔城伝説語り>ラルフとソニア

          <悪魔城ドラキュラ語り>リヒター・ベルモンドの話

          悪魔城ドラキュラシリーズに登場するリヒター・ベルモンドについての語りです。タイトルの絵は私が描いた24歳リヒターです(笑)。 リヒターは歴代の主人公枠ベルモンドの中で、唯一公式に闇落ちしてしまう悲劇のキャラクターなのですが(ソレイユも闇落ちしますがサブキャラなので……)、何故彼だけが闇に染まってしまったのだろう、闇に魅入られてしまったのだろうと考えてみた結果、彼はあまりにも純粋に「正義」であり、「光」でありすぎたのではないかなと思いました。 私が妄想する悪魔城伝説のラルフは

          <悪魔城ドラキュラ語り>リヒター・ベルモンドの話

          野良猫へのエサやり

          外で猫を見かけると幸せな気持ちになります。でも、最近では飼い猫は外に出さないのが普通だそうなので、街で見かける猫は野良猫なんでしょうね。 家では飼えないけれど猫は好きだから、ついつい野良猫に餌をやってしまうという 気持ちはとてもわかります。我が家の周りでも野良猫が多くて中にはすごく愛らしい猫もいて、 じっと見つめられて「にゃー」とか鳴かれたらついつい肉とか魚とかあげたくなってしまいます。 でも私は飼えない野良猫に餌はあげません; (猫も犬も好きですが自宅で動物は飼えない)

          野良猫へのエサやり

          <悪魔城伝説語り>アルカードとラルフ

          ファミコンゲームの名作「悪魔城伝説」の世界観や登場人物についての妄想や考えを語っていこうと思います。基本的にファミコン版の設定前提で書いています。無理矢理吸血鬼にされた悲劇の貴公子アルカードと、孤独なヴァンパイアハンター、ラルフについての妄想語りです(笑)。 私が妄想しているアルカードとラルフは、二人揃って『生きるのが不器用』な人達です。矜持の高さが災いして辛いときも弱音を見せられないアルカード、心優しいけれど人付き合いに慣れてないので寡黙になりがちなラルフみたいな。 ア

          <悪魔城伝説語り>アルカードとラルフ

          <悪魔城ドラキュラ語り>悪魔城ドラキュラの人名の由来その1。

          悪魔城ドラキュラに登場するキャラクターの名前の由来を考察してみました。今回の登場人物はレオンとソニアです。 (なお、本当はドラキュラシリーズの登場人物の名前に深い意味は無いんだろうな~という事は理解しております(笑)) レオン(Leon) ゲルマン語で「雷」、ギリシア語・ラテン語で「 ライオン」を意味する言葉。 雷はギリシア神話の全能の父ゼウスの象徴、そして百獣の王ライオンを現わす名前。一族をあげて未来永劫吸血鬼を狩ってやる宣言をするなどと言うまさに雷のような激しい気性を

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          <悪魔城伝説語り>悪魔城伝説四人組・その2

          ファミコンゲームの名作「悪魔城伝説」の世界観や登場人物についての妄想や考えを語っていこうと思います。基本的にファミコン版の設定前提で書いています。 かなり飛躍した妄想なのですが、悪魔城伝説の「グラントルート」「サイファルート」「アルカードルート」「ぼっちルート」は、例えるなら『ひぐらしの鳴く頃に』という作品の「鬼隠し編」とか「綿流し編」みたいなものじゃないかと思っいます。並行するパラレルワールドのような、それこそゲームの分岐のように(ゲームですが)、「こちらを選んだ場合のこ

          <悪魔城伝説語り>悪魔城伝説四人組・その2

          <悪魔城伝説語り>悪魔城伝説四人組

          最近の悪魔城ドラキュラシリーズではよくグラントがハブられていますが、悪魔城伝説はやはりラルフ、グラント、サイファ、アルカードの四人が揃ってこそ、いや揃わなくちゃだめだよ、絶対だめなんだよう、なんだと思っています(笑)。 悪魔城伝説の四人組はそれぞれが孤独だったんじゃないかなと思っておりまして、人々から畏怖されていたラルフは言わずもがな、サイファも天涯孤独であり「本当の自分を隠して生きてきた」くらいですし、アルカードも人間時代は同輩や友に恵まれていたとは思えません。父親が発狂

          <悪魔城伝説語り>悪魔城伝説四人組

          <悪魔城ドラキュラ語り>ベルモンド一族って

          タイトルを考えるのが本当に苦手です(^^; 悪魔城ドラキュラのベルモンド一族についていろいろ考えていました。 ベルモンド一族って、なんとなくスポーツ選手みたいなイメージがあります。10代20代が最盛期で、30過ぎたらもう衰えが見えてきて引退間近か……のような。 ちょっと調べてみたら、中世ヨーロッパの一般庶民の平均寿命は何と30〜40歳ぐらいだったらしいです。男女とも13〜15歳で成人とみなされ、女性は成人したら後はただひたすら子供を産んで育てていたそうな。 悪魔城ドラキュラ

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