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麻利央書店
2022年5月6日 22:20
駅を降りると、ふわりあの香り甘くて切なくて痛い大好きだった人の香水みたいな思い切り吸いこんで幸せと息苦しさを味わう香りが消えたと思ったらまた新しく香るだから諦めたいのに諦められない白くて小さな花が悪びれもなく媚を売るなぜか惹かれる引きちぎって家に持ち帰りたいでもできない
2022年5月2日 21:27
続き物の短編小説。読み切り可。前話☟世間はゴールデンウィークに突入した。あに子はコロナ云々関係なく、毎年取り立てた予定も入れない。実家にも帰らないし、旅行もしない。ここ数年はダラダラとNetflixを見ている。あに子は「Netflix以前はどう過ごしていただろう」とふと思い、記憶を遡ってみた。あぁそうだ。テレビに付属されたHDDに撮りためた映画やドラマを見ていた。見てはデータを削除、見ては削