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自粛生活note 2020/4/21

朝と夜は自炊している。お昼は自炊と買って食べるのが半々くらい。朝は夜ご飯の献立を考え、夜は次の朝の献立を考える毎日。スーパーに行って、信じられないくらい高い白菜とかキャベツを諦めて、ウチの冷蔵庫で鍋の時以外見たことのない水菜を買ってみたり、食べたこともないロメインレタスに手を出したりしている。

意外と万能なロメインレタス。今朝も牛肉ともやしと一緒に炒めて食べたら、予想以上に満足感を得た。ロメインレタスは使える奴だった。
そして、やはりもやしの偉大さを知る。あんなに何の栄養素もない白い細っちい野菜が(野菜なのか?)どうして人の心を満たすのだろうか。食感、間違いない。誰とも相性が良い、最高。そして安い、無敵。もやしが人間だったとしたら、みんなに好かれる癒し系のポジションを得たに違いない。
そうやって色々な野菜と、ジューシーなお肉とのコラボレーション料理を作っている(その背景はこちら)。自分なりに楽しみながら。

でも料理って、切ない。

作る時間が30分だとしたら、食べる時間は10分。

もう本当にあっという間。しかもその労力ほどの美味しさを、満足を、果たしてわたしは得られているのだろうか。

自分が作った料理は、まずくはない。いや、普通に美味しい。そう、普通に。それ以上でも以下でもなく。それが続くと結果、飽きがくる。自分の料理の世界観をもうすでにわたしは把握してしまっている。
それ以上の高みに行くことも出来るだろう。もっと調味料をそろえて、食材にもこだわって、料理器具を買い集めて、レシピ通りにきちんと作って、時間もお金もかければ、おそらく出来ると思う。でも正直、そこまでのモチベーションはない。料理が上手な人って、こだわれる人、美味しさを探求できる人だと思う。わたしはそこそこの美味しさで満足できる舌を天から授かり、何でも食べられる強靭な胃袋を持って生まれたので、それ以上がないのだ。

それでもわたしは明日もご飯を作って食べる。野菜を育ててくれた農家の方々に感謝し、運んでくれた運送会社の方に感謝し、売ってくれたスーパーの人に感謝して。

だからひとりで食べても、食卓には愛があるんだ。

トップ画像は、外出自粛要請スタート直後、時間を持て余して、思い切って作ってみたクッキー。ベイキングパウダーを入れ過ぎて、プチパンケーキに仕上がった一品。焼き立ては何でも美味い説を証明した。いやきっと冷めても美味い。

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