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ひきこもり日記*人嫌い。なぜ他人のエッセイを読むのか?

 前回の記事に「人嫌いだ」と書いて、ミイコさんにありがたい質問をいただいた。
「なぜnoteの他人の書いたエッセイを読むのか」
これに対しての答えが、答えになってないような気がして深掘りしてみた。

3年近く記事を書いていて(noteに登録してからは9月で3年経っている)noteが唯一の社会との窓口。どこにも所属がなく、家という「姓」だけに縛られた今の状態。これがいいかどうかはおいといて、人を避けているわたしは唯一の他人と繋がることのできる場所「note」でも、コメントを進んで残すことはなく、今日も好きな人の記事を読み、はじめましての方の記事を読んで共感し、有名な方の記事におそれをなしつつ尊敬し、豊かな時間を過ごさせていただいている。

そもそもnoteを始めたのも、ある人から避けるために「実績」めいたものを作りたかった。スキの数やフォロワーの数を集めていれば実績として残るから、ひきこもっていても堂々と社会に「存在」していることになるのでは?と勝手な思い込みである。その当時関わっていた哲学的な教祖的な人を「切る」ため。その人から離れるために、noteの街でいろんな人がいろんな情報を開示していて、あなたの考えはその一部であり、わたしはその中でちゃんと「存在」しているぞ、と。

3年経って洗脳めいたものも解かれてきたけれど、相変わらずじぶんの考えさえも制限されていたようなあのころのことを思い出すと、少し呼吸が浅くなる。
たまたま偶然出会って、近くにいただけなのに、なぜその人たちはわたしに「教え」を伝え、わたしもその通りだと思ったのだろうか。じぶんが世界に唯一の「教え」を持っていて、それをありがたくわたしに授けてくれる(少なくないお金を払った)それは秘密だから本にも書かないし、こうして話すことだけで伝えると言っていたが、わたしにはどうしてもわからなくて言っていた。「聖書」だって教えを伝えている文書ですよ。なぜそれがいけないことですか?文書(教え)を盗まれると言ってますが、あなたの教えはだれかの教えから考えついたものじゃないのですか?

これはその人の考え方であって、わたしの考え方とは違うと思い、ひきこもりに専念した。それがわたしに、しあわせだと思える感情をつれてきた。noteに思ったことを書くと、誰かがスキだと言ってくれて、コメントまで残してくれて、つらい時はよりそってくれる。
そして誰かの書いたものを読むと、わたしだけじゃないんだと思わせてくれる。

本を読むのと同じようだけど、リアルにその人の「生きてる」姿が見えてくるnoteはわたしにとって、人嫌いだけどひとりじゃないって思わせてくれる場所。

そもそも人嫌いだと思ったのは、最初は両親、姉弟、それから友だちや先生や、同僚、先輩、恋人だった人や、今まで関わったたくさんの人たちに、じぶんが勝手に期待をして、勝手に裏切られたと思ってしまうことが、人を避けることになってきた。
だけど裏を返せば、好きだから、傷つきたくないと思っているのだと、じぶんのことは棚に上げ、あの人はわたしのことを避けるから傷ついた、ひどいと、他人のせいにする。
こころを開くと裏切られると思っているのは、勝手に期待してるから。
傷つくぐらいなら遠くから眺めて、本を読むようにその人を見ていたい。
それは「じぶんがじぶんを嫌っていて、じぶんに勝手に期待している」ことをわかっていない行為だった。

どうせわたしがいないと、うるさいやつがいなくてせいせいするでしょ?ひとりでなんでも好きなように生きていけば、誰にも迷惑かけずに自由にできる。なんて楽しそう。それは孤独なことではないと、じぶんに言い聞かせて、他人とのつながりを避けている。

でもそんな人をnoteで見かけたら、わたしはほっとけるだろうか。見てみぬふりして、放置できるだろうか。きっとわたしもここにいますよと、スキを押したりなにかしらの反応をして、そして「PONO」の存在を残すだろう。
それが人嫌いなのかどうかはわからないけれど、じぶんを好きになろうと努力してきたわたしにとって、だれかのそばによりそうことが、じぶんによりそうことだと思えてきた。

だから今日もnoteの街を散歩して豊かな時間を過ごさせていただき、そしてこうやってわたしの思いをカタチにして、たとえ読んでもらえなくても、スキだと思ってくれてなくても残してきた。
あまり親に褒められた経験がなく、子どもたちにも褒めることが少なかったわたしはいま、じぶんを褒めてる。
よく3年近く、続けてきたね。
これから?好きなようにすればいい。
ただ好きだと思うことを素直にスキだと思うこころだけは忘れるな。

いつもありがとうございます。
たとえ読んでなくてもwスキだと反応してくれるあなたがいて、わたしは存在できてるような気がします。
こころからの感謝を(勝手に)送ります。




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