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【読書】生きるぼくら /原田マハ

 人に傷つけられ、人に救われる、そして生きる物語。
いじめ、引きこもり、母子家庭、認知症…
生きていればいろいろある。
でも、一歩踏み出せばそこには新しい世界が開かれていて…
一歩踏み出す勇気さえあればなんとかなるのかもしれないなんて思った。
人を傷つけるのも人だけれど、救ってくれるのも人。
人生いろいろあるけれど捨てたもんじゃない。
手を差し伸べてくれる人はきっといる。
それに気づくことができれば…

認知症となってしまった祖母の優しさ、
死期を悟った父の優しい嘘、
身近にいてずっと手を差し伸べてくれた母の愛、
時間はかかっても気づいて歩き出せた人生の未来はきっと明るい!


大切なことに気づく余裕がなくなってしまったり、自分自身の心がささくれだってしまった時に読み直したいと思える1冊だった。


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