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旅の記録:インド① 2018/12/19

今日から2泊(+1機中泊)4日のインド出張に出ます。本日は目的地、デリーまでの移動だけなので、有意義な一日にしたいと意気込んでおります。今日の記事は、今日一日の出来事を細切れで書き残す日記(雑記)に取り組んでみたいと考えております。

1.  自宅~品川駅

朝6:15起床。最寄り駅から品川駅へ行き、成田エキスプレス(NEX)に乗り換えて成田空港第2ターミナルへ向かいます。

品川駅のホームでは、乗り換えの5分間で食べたそば(たぬきそば 380円也)が、期待以上においしかったです。普段品川駅を利用する時にホームに漂っている香ばしい出汁の匂いがいつも気になっていました。実際にお店に入ったのは随分久しぶりだと思います。関西生まれ、母親の実家がうどん屋という育ちの私は、うどんには少々こだわりがあるため、東京の黒い出汁では専らそばをいただきます。

自販機で食券を買い、カウンターの隅にスペースを確保して食券を出し、コップに水を注いで一口飲んだところでアツアツのそばが出されます。つゆは濃い目の醤油味。経験的に、麺は朝の一番出汁が効いている時に食べるのが最高です。

麺が、私の個人的嗜好にジャストフィットしていて感動しました。季節的に新そばかもしれません。カリカリだった天カスがつゆに絡んで、だんだんとまろやかになっていくのもたまりません。

つゆを少し残して、残った水を飲み干し、「ごちそうさま」と声をかけながら、足元に置いてあった荷物を持ち、おばさんの「はい、ありがとうございます。いってらっしゃい。」の言葉とともに店を後にしました。オーダーから食べ終えるまでの約2分間で「至福の時間」が味わえました。

駅の立ち食いそばは、昭和から続く日本の伝統芸能でしょう。電車がホームに滑り込んで来る間に自販機でカフェオーレを買い、車内に乗り込みます。支払いは全てSuica利用。Suica払いは時間の有効活用に凄く役立ってます。

2. 品川駅~成田空港までの車内にて

窓側A席に腰をおろし、シート調整を終えて一息つき、カフェオーレを飲みながら、さっきの駅そばを提供している丸山製麺のサイトを検索しました。なかなか充実しています。

天気は見事な快晴で、空は真っ青です。東京駅を出てしばらくするとスカイツリーが見えて来ました。確か車内からスカイツリーを真正面から写真に撮れるベストスポットがあったと記憶していたので、スマホを構え、撮影ポイントを求めて車窓から流れる景色を眺めていたのですが、どうやら見過ごしてしまったようです。下の写真のように失敗作になってしまいました。

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成田エキスプレス(NEX)での移動は快適です。私の住む横浜市の自宅から成田空港まで直行する方法は、NEX以外にも、
1. ひたすらJR在来線
2. 横浜、東京、大崎などからリムジンバス
3. 品川駅で山手線に乗り換え、日暮里から京成ライナー
など色々とあります。個人的には、今回選択したNEXルートが最も安心で、毎回発見の多いお気に入りのルートです。

いつもは品川駅に着いてからNEXへの乗り換えまでに時間の余裕があるので、一旦改札を出て、切符を買ってから入り直します。今回は、事前に切符を購入してあり、油断してそばを食べることを優先(結果、思いがけない収穫があったのですが)してしまいました。改札を出ずに同じホームからそのままNEXに乗り継いでしまったので、成田空港第二ターミナル駅を出る時に多少焦りました。

最寄り駅から品川駅まではSuica定期で来ているので、このまま出てしまうと出場記録が無いままになってしまいます。次回使う時にエラーが出ないように駅員さんに解除してもらう必要あるなあ、と思いながらエスカレータを上って、改札口に来ると、精算待ちの旅行客で長蛇の列になっていました。

「これはまずい」と逆サイドの入場口から無理やり出してもらい、Suicaデータの更新もその時に一緒にやってもらいました。本来は反則行為ですが、特別に対応してくれて助かりました。ここの改札を抜けてしまえば、あとは飛行機会社のチェックインカウンターへ向かうだけです。搭乗時刻まではまだ2時間あります。

3.成田空港にて

チェックインを済ませ、手荷物検査とイミグレを抜け、訪問先への手土産を買い終わり、ラウンジへと向かいます。今回の目的地であるインドのデリーは、会社の規定上ビジネスクラスを利用して良い区間なので、チケットはビジネスクラス特典でJALのサクララウンジが使えます。

丁度午前中発のフライトが集中している時間だったので、ラウンジ内は混雑していました。私は基本的にANA派で、スターアライアンスはプラチナム・ステイタスを維持していますが、JALは普段殆ど使いません。ワンワールドは一番下のノンステイタスなので、成田空港のサクララウンジを利用するのはかなり久しぶりです。

サクララウンジは豪華に改装されていて、ちょっとびっくりしました。 搭乗予定便に遅延はなく、定刻通りとのサインがボードに出ています。出発までは新聞や雑誌を読みながらコーヒーを飲んで、鋭気を養います。ラウンジでゆっくりするのも旅の醍醐味の一つです。

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4. 機内にて

いよいよ搭乗。ビジネスクラスのシートに座り、出発定刻を少し過ぎてから離陸しました。私は基本的に機内では仕事をしないことにしています。関連書類を読むことすらしません。今回も事前にやれることは準備してきました。機内では、ゆったり好きなことをして過ごし、リラックスします。残念ながら、期待していた映画『ボヘミアン・ラプソディ』はサービスコンテンツの中に入っていなかった為、代わりに映画サントラ盤の音楽を、シャンパン片手に機内食を味わいながら、楽しみます。

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「炎のロックン・ロール(Keep Yourself Alive)」はカッコいいなあ、「キラー・クイーン(Killer Queen)」の"gunpowder gelatin"というフレーズは何度聴いても"頑張〜れ、タブチ〜"としか聞こえないなあ(有名な話)と思いながら、Queenの楽曲を楽しみました。

映画は、洋画一本、邦画一本を観ることを基本にしており、今回は洋画は『Crazy Rich Asian』、邦画は『検察側の罪人』の二本を観ました。

前者は、シンガポールの大富豪一族の御曹司と中国系アメリカ人の女性(ニューヨーク大学で最年少の経済学教授という才媛という設定)とのラブストーリーで、とんでもない金持ちの生活と華僑の家族観が描かれています。シンガポールの有名な場所が映画の中で全て堪能出来ます。

後者は木村拓哉と二宮和也が共演する話題作ですが、興行的には今一つに終わった今年の作品です。よく言われるように「何を演じてもキムタクになってしまう」という印象は私も持ちます。役者・木村拓哉は決して嫌いではないんですけどね。二宮君は演技上手いなあと感じました。ヒロイン役の吉高由里子さんは珍しくシリアスな役回りでしたが、人物像の描かれ方がやや雑な感じがしました。後は、松重豊さんが相変わらずの存在感だったのと、ひたすら胸糞悪い松倉を演じた酒向芳さんの怪演が印象的でした。

残った時間では、アメトーク!とか、ロンドンハーツとかあまり頭を使わなくてもいいプログラムを流して過ごしました。

5. デリー到着~宿泊ホテルへ

デリーのインディラガンジー国際空港にはほぼ定刻に到着しました。日本時間マイナス3.5時間がインド時間です。ビジネス目的でのインド入国にはビザが必要で、私は2017年から3年間有効のマルチビザを取得しています。この空港は撮影禁止なので、写真はありません。

インドの通貨、ルピーは国外持ち出し禁止なので、日本では両替できません。毎回、空港内の銀行で10,000円分と交換します。最近は1ルピー=1.6~1.8円位でしょうか。昔は3円位していました。

本日宿泊するホテルへは予約しておいたホテルの迎えの車で移動します。デリー市街は、通勤時間帯は交通渋滞が酷いのですが、今回の宿泊ホテルは空港近くのAerocityというホテルが密集している地域なので、渋滞に遭遇する事無く到着しました。高級ホテルではないものの、特に不便は感じません。

デリーの大気汚染は日本でしばしば話題になる中国の北京よりも遥かに酷くて、pm2.5の数値はおそらく世界最悪でしょう。最近咳が止まらずに苦しんでいる私には辛い環境ですが、何とか凌ぎたいと思います。

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以上、本日一日の出来事のレポートになってしまいました。

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