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梅雨をぶっ飛ばす映画2本〜「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」「クリード 過去の逆襲」

先週今週と続けて映画館に行ったのでその感想など。

まずは、本日見て来たばっかりの「クリード 過去の逆襲」
ロッキーの宿敵アポロ・クリードの息子、アドニス・クリードを主人公にしたシリーズも3作目を迎える。
しかも今回は監督もクリード役のマイケル・B・ジューダン。

3作目にして早くもチャンピオンの座を栄光の中で引退したクリード。
そのクリードの前に、幼い頃の「悪ガキ仲間」デミアンが現れる。
デミアンは昔、賭けボクシングに出場し、クリードがそれに付き添っていた。
デミアンの夢は、オリンピックで金メダルを獲得してプロに転向、世界チャンピオンになることだった。
しかし、ある夜を境に、2人の人生には18年間の隔たりが訪れる。
2人に何があったのか。
再び現れたデミアンの目論見とは。
一度は引退したクリードだが…

3作目とはいえ、過去の2作を見ていなくても問題なく理解できる。
また、今回はロッキーも、どこに行ったと言うくらい、一切関わってこないので、ロッキーシリーズを見ていなくても大丈夫。

シリーズものは、往々にして2作目以降はなかなか1作目を超えることが難しいものだ。
個人差はあるだろうが、あのロッキーシリーズも、僕は1作目がダントツで推しだ。
何ならあとはなくてもよかった。
さて、ロッキーの後を継ぐこのクリード。
3作目は、1作目を超えられるだろうか。

続いて、先週にみた「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」
ワイルド・スピードシリーズの10作目。
今回は二部作とも三部作とも言われる最終章の1作目。
もちろん、この最終章というのは閉店セールと一緒で、どこまでが本当なのかはわからない。
今回、ドミニクたちに挑むのは、シリーズ5作目で戦った麻薬王エルナン・レイエスの息子、ダンテ・レイエス。
多分、5作目の当時は10作目のことなんか考えてもいなかったと思うけれども。
演じるのは、ジェイソン・モモア。
サイコバス的な役柄がピッタリはまっている。
当初は、どちらかと言えば人間ドラマに近かったこのシリーズも、いつの間にかアクション全開ムービーに変わってしまった。
ビルからビルへと車で飛び移ったり、潜水艦と戦ったり。
前作では、なんと車で宇宙にまで行っている。
今回も、とにかく激しい。
最後は、もちろん次につながるようにクリフハンガーで終わる。
あっ、これは言ってもいいのかな。

さて、このクリードシリーズ、ワイルド・スピードシリーズ、どちらも、ハラハラさせはするものの、きちんと我々の期待通りのところに納まっていく。
努力は必ず報われる。
頑張れば、どんな相手にも勝てる。
倒れても立ち上がれる。
人間は絶対に死なない。
車で崖から飛び降りようが、ビルを突っ切ろうが、諦めなければ車も体も大丈夫だ。
やればできる。
人間は少々のことでは死なないんだ。
そんな妙な自信を与えてくれる。

何となく前を向きたい時がある。
歳をとると、理由もなく気持ちが塞ぐことがある。
これからは、梅雨で鬱陶しい気分になりがちだ。
そんな時におすすめの2作。
ただし、あくまでも気分の話なので、現実と混同しないように。
特に、ワイルド・スピードを見た後は、運転は控えた方がいい。

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