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ドラマチックな展開、目を背けたくなる真実、衝撃のラスト、それが『コリーニ事件』

【基本情報】

⠀ 原題:Der Fall Collini
⠀ 英題:The Collini Case
製作年:2019年
製作国:ドイツ
⠀ 配給:クロックワークス

【個人的順位】

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:5/70
⠀ 興奮🤩:★★★★★
⠀ 衝撃😳:★★★★★
スリル😱:★★★★★
⠀ 胸熱😆:★★★★★
悲しみ😢:★★★★★

【ストーリー】

ある殺人事件を担当することになった新米弁護士のライネン(エリアス・ムバレク)。しかも、被害者は親友の祖父だった、、、!!

被告人に会うも彼は一切しゃべらず、ほぼお手上げ状態。しかし、調査を進めていくと、重大な司法スキャンダルへと発展。

そして、ドイツの法曹界における悲しい真実を目にすることになる。。。

【感想】

思いました。本当に面白い映画って、余計なことを考える隙を与えないんですよね。。。(逆に言うと、例えば「夕飯どうしよっかな。。。」とか他のこと考えちゃう映画は、、、(笑))

いや、本当にいまだかつてこんなに面白い法廷映画があっただろうか、、、いやない。。。ってぐらい、僕はドハマリしました!これはものすごく魂が揺さぶられる内容ですよ!

なぜここまでハマったかといえば、日本の法廷ドラマのような王道なストーリー展開だったことが一番です。変に男女関係入れたり、カーチェイス入れたり、そういうのはない。綺麗な法廷サスペンスです。

被告人と被害者の接点が何もないところから始まり、小さなところにヒントを見つけて、足を使ってひたすら聞き込みや調査を続けるというね。流れだけ見れば松本潤主演の『99.9-刑事専門弁護士-』っぽいかもしれません。

でも、日本だったら国内だけで終わっちゃいますが、今回はまさかの第二次世界大戦にまで遡るスケールの大きさなので、そりゃ国も飛び越えますよ。

証人を集めて真実を明らかにしていき、「さあ、これで優位に立てるかー!?」と思いきや、そううまくいかず。。。

でも、どん底に突き落とされた後も、被疑者の些細な一言から別の視点で調査を続けてリベンジを果たせるか、、、という展開がマジでソウルシェイキングです。

しかも、そこまでドラマチックな流れにしておいて、衝撃のラストが待ち構えているというオチも最高!!これを綺麗に2時間にまとめるからさらに好感度アップですよ。ちょうどいい長さ。

いやー、ここにきてまさかトップ5に入る映画に出会えるとは思わなかったですわ~。

ドレーアー法。
何ともやるせない気持ちにさせる法律がドイツにはあったもんたですね。。。

【その他】

主人公を演じたエリアス・ムバレクは、役作りのために刑事訴訟法を暗記したらしいですよ。。。プロ意識の高さ。。。


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