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ドラマのよさが失われていたように感じる『劇場版 奥様は、取り扱い注意』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:47/52
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★☆☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★☆☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】

アクション
記憶喪失
特殊工作員
公安警察

【あらすじ】

元特殊工作員だった過去を持つ専業主婦・伊佐山菜美(綾瀬はるか)と、現役の公安警察であり、菜美を監視する優しい夫・伊佐山勇輝(西島秀俊)の2人は、桜井久実と裕司に名前を変えて、小さな地方都市・珠海市で新しい生活を始めていた。実は半年前、ある出来事がきっかけで菜美は記憶喪失になっていたのだ―。

2人が新生活を送る珠海市は、新エネルギー源「メタンハイドレート」の発掘に活気づいていたが、美しい海を守ろうとする開発反対派と、市長をはじめとする推進派の争いが日に日に激化。

しかし、新エネルギー源開発の裏で、ロシアと結託した国家レベルの陰謀が潜んでいることを突き止めた公安。

「公安の協力者にならなければあの女を殺せ」と上層部からの指示に苦悩する裕司(勇輝)。菜美の記憶の回復は、愛し合う2人の別れ(死)を意味する。

そんな中、過去の因縁と国家に追われ、久実(菜美)は大きな事件へと巻き込まれてゆく―。

【感想】

2017年の同名ドラマの劇場版ですが、、、すみません、この映画は個人的にまったくハマらなかったです。。。(笑)明確に、面白くなかった理由が3つあるんですよ。

◆設定が映画に耐えられない
ドラマはまあまあ好きでした。近隣のトラブルをシュババッてアクションで解決する『ごくせん』っぽい感じが爽快感あって。そのご近所感の中にある非現実さが面白いギャップだったんですが、、、それを国家レベルにまですると、ちょっと物足りないというか、見るに堪えないというか。。。アクションシーンもそうなんですけど、冒頭のね、「その至近距離で銃弾外すの、、、?!」っていうところで、のめり込めなかったんですよ。。。あれ、銃弾じゃなくて、普通に頭に当たった照明でよかったんじゃないのっていう。

◆ドラマから間が空きすぎた
本当は去年の公開だったんですよね(それでもだいぶ空いてますけど)。コロナの影響もあったから仕方ないですが、ドラマの最終回からの続きなので、ドラマから間髪入れずに観れた方がハマりやすいんじゃないかと思いました。3年以上も前の作品なので、ちょっと今さら感はありました。

◆終盤まで淡々と進む
ラスト30分までアクションらしいアクションもないので、けっこう退屈なんですよ。このドラマって、やっぱり綾瀬はるかと西島秀俊の超絶アクションっていうのがウリだったりもするので、それを観るまでに90分近く我慢しなくてはならないっていうのはけっこう大変です。こういうジャンルの映画、洋画だったら多分30分に1回ぐらいは見せ場持ってくるよなーって思いながら観てました(笑)

そんなわけで、僕はあまり楽しめなかったんですよね。。。あと、外人とのやり取りが、、、向こうは英語でしゃべってるのに、こっちは日本語で返すっていうのにも違和感を感じてしまって。。。ドラマのままの方がよかったですねー。

それにしても、檀れいって声やしゃべり方が、ちょっと北川景子に近いかなって、この映画を観て思いました。そう感じるの僕だけですかね、、、?


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