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アベンジャーズとドラゴンボール感が強い『美少女戦士セーラームーンEternal 後編』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:3/22
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★★★★★★★
      映像:★★★★★
      音楽:★★★★★
映画館で観るべき:★★★★★

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】

アニメ
ファンタジー
アクション
変身ヒロイン
戦闘美少女
セーラームーン

【あらすじ】

戦いの中、集結した10人のセーラー戦士。しかし、デッド・ムーンの頂点に君臨する女王・ネヘレニアの「悪夢」に惑わされる。エリオスも地上を救うために最後の力を振り絞るが、苦戦を強いられる状況は変わらない。

うさぎも「悪夢」に囚われてしまいそうになるが、タキシード仮面の強い心に勇気づけられ、仲間たちと力を合わせることで新たなる姿“エターナルセーラームーン”として再び立ち上がる。

そして遂に、エターナル化した全戦士が集結。覚悟を胸に今、時空を超えた「夢」が結末へ。

【感想】

感無量でした。。。。・゜・(ノД`)・゜・。もはやマーベルとドラゴンボールの要素を強く感じるスーパーヒーローアニメでしたよ。

ウラヌス・ネプチューン・プルートの帰還、サターンの覚醒。集う10人のセーラー戦士。もうね、アベンジャーズかって。セーラー戦士およびプリンセスのアベンジャーズ。

そして、強さのインフレが早いのなんのって。前編でスーパー化したみんなが、もうエターナル化していますから。どんどんパワーアップしていくサイヤ人のようでした。

今回の映画は、ありがたいことに、冒頭で前編のダイジェストを流してくれるので、前回の内容を忘れていても問題ないでしょう。自分たちの進む道に悩みを感じていたみんなが、夢や目的を見出し、敵を倒すべく前進して行くのが後編のメインストーリーとなっています。

今作の見どころは、何言っても外部太陽系戦士を大きなスクリーンで観られることでしょう。特に、はるかさん、みちるさん、せつなさんの神々しさを拝めるのはファンにはたまらないですね。あまりにも神々しすぎて、彼女たちの私服がおかしくても気にならないぐらいです(笑)はるかさんなんか、普通の人が着たら寝起きかただのだらしない人にしかならないのに、あのかっこよさですよ?変身時の足の長さとかもうね、スーパーモデルですかって。ファンならこの3人だけはぜひ拝んでおきたいものです。

もう一つ推しポイントがあるんですけど、それはエンディングテーマに『“らしく”いきましょ』が使われていたことです。

前編のときも『私たちになりたくて』が使われていましたが、いずれも90年代の『SuperS』のエンディングテーマなんですよね。当時を思い出してメッチャ感慨深かったです。この歌が流れた途端、隣の人泣き出していましたからね。「気持ちわかるわー」って勝手に共感していました(笑)

あと、前編から感じてはいましたが、渡辺直美のジルコニアの声はやっぱりすごいですね。言われなきゃ彼女だと気づかないぐらいハマってますよ。ネヘレニアは、、、よくも悪くも菜々緒ですが。。。特に最近は、日テレのドラマ『ボス恋』を観ているので、より彼女の印象が強く、もう菜々緒しか感じられませんでした(笑)

さらに今回は、原作を読んでいない人からしたら、びっくりするだろうなって思うところがあります。それは、ネヘレニアの正体やアマゾネス・カルテットの秘密。ネヘレニアは『眠れる森の美女』のマレフィセントを彷彿とさせる設定が印象深いですね。アマゾネス・カルテットは「そんな設定あったかな?」って思いましたけど、どうやら90年代のアニメ版では今回語られる設定がなくなっていた様子。そりゃわからないですわ(笑)

ただ、2時間しかないから、やっぱり急ぎ足感は否めませんね。ラストバトルも意外とあっさりしてしまうのは、バトル好きな身からしたらやや物足りなさはありました。それでも面白いんですけど、もう少しじっくり観たいなとも思います。

本編終了後に舞台挨拶中継を観たんですが、三石琴乃さんが綺麗でかわいかったです。普通のしゃべる声から、月野うさぎと葛城ミサトの両方を感じられて、小さい頃からその2つを聞いていた身としては感慨深いものがありました。90年代の月野うさぎと比べると、落ち着いた声になった印象は受けるものの、それでも25年もキープしているのはすごかったなあ。

さて、セーラームーンはまだ続くようなので、ファンは首を長くして待っていましょう。いつになるかはわかりませんが(笑)

次は原作第5期、セーラースターライツのところですかね。


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