設定は面白いけどテンポが悪すぎな『決算!忠臣蔵』

2019年公開映画193本中174位。

日本の歴史でも有名な「赤穂事件」を
“予算”という観点から見た斬新な切り口の映画です。

当然、討ち入りするにはお金がかかるから、
それをどうやりくりして実現させるかという
予算達成エンターテインメントなんだけど、
現代にもあるあるな話で、時代劇ながらも共感できるポイントは多かった。

勘定方(今でいう経理および財務?)と戦方(営業みたいなもん?)
との対立や、賄賂などのグレーなお金の存在、経費削減など、
昔からあるんだなと思った。

自分もね、仕事をしていると、
「これだけ金使いたい」ということはよくあり、
上から費用対効果を細かく求められると、
正直めんどくさいなと思うこともたまにあるけれど、
この映画を観るとお金の大切さが身に染みますね。。。

ただ、フィクションだろうがノンフィクションだろうが、
物語の中で何かを行うには当然お金が必要だから、
みんなそういうのをどうやって工面してるんだろうって、
ふと考えた。

例えば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』。
みんなの武器やタイムトラベルにかかる諸々の費用、
どっから出てるんだろうか?
あの中でまともに稼げてるのは、
トニー・スタークしかしないんじゃないかっていう(笑)

まあ、それは置いといて、
今回のこの映画、設定は斬新なんだけど、
映画として見ると、かなりテンポが悪いんだよな。。。
出てくる人も多いし、流れも冗長で、
クライマックスみたいなところがないから、
話としてはかなり退屈です。。。

もっと、面白おかしく、テンポよく進めることはできた気もする。
ここらへん、8月に公開された『引っ越し大名!』にちょっと似てるかな。
(同じ時代劇だからそう感じるだけかもしれないけど)

あと、これはとても個人的なところだけれど、
そもそも僕は赤穂事件のこと、名前ぐらいしか知らないんだよな。。。
学校の授業でも受験でも大きく扱わなかったし、
もともと歴史にあまり興味ないから通らなかった、赤穂浪士も忠臣蔵も。

んー、やっぱり時代劇はあまり好きなジャンルではないかも。
『仁』とか『幕末高校生』みたいに、
SFの一環で出てくるならいいけど(笑)

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