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あのハリー・ポッターがクソリプからの殺し合いに巻き込まれる『ガンズ・アキンボ』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:24/47
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】

アクション
クソリプ
銃撃戦
流血
グロ

【あらすじ】

ゲーム会社のプログラマーであるマイルズ(ダニエル・ラドクリフ)は、
ネットのコメント欄に過激な書き込みをする“クソリプ”で日々の鬱憤を晴らしていた。

ある日、殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」でクソリプ祭りをしていたマイルズは、闇の組織に襲撃されてしまう。目を覚ますと、マイルズの両手にはボルトで拳銃が固定されていた!

さらに、「スキズム」に参加し、最凶の殺し屋ニックス(サマラ・ウィーヴィング)と戦って24時間以内に勝てと命令される。恋人のノヴァ(ナターシャ・リュー・ボルディッゾ)も人質にとられてしまい、逃げ場なし!

果たしてマイルズは、二丁拳銃(=アキンボ)を武器にこの無理ゲーを攻略し、彼女を救うことができるのか―!?

【感想】

まさに、ハイスピードクソリプガンアクションっていう感じの映画で、設定が秀逸でした!邦画だったら、クソリプが元で命を一方的に狙われるサスペンスかホラーになりそうじゃないですか?それをね、両手が二丁拳銃に固定された上に、ド素人が殺し合いに参加するっていうのが、いかにも洋画らしい設定だなって思いました。好きです、こういうの。

マイルズは両手が拳銃になっているから、日常生活を送るにも四苦八苦するっていう面白さと、ニックスとの激しい撃ち合いやカーチェイスのド迫力アクションが、この映画の魅力ですね。後半なんか、人がドンドン撃たれて、血がバッシャバシャ出るっていう、ポップで爽快な大量殺人も見どころだと思います(笑)

それらの様子が「スキズム」という闇サイト経由でネット配信され、視聴者が歓喜しているっていうのが、『NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』(2016)と雰囲気が似ていますが、今作の方がよりアクションに特化しています。

で、ニックスがいいキャラしてるんですよ。演じているのはサマラ・ウィーヴィング。『マトリックス』でエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィーヴィングの姪なんですが、彼女のロックでクレイジーでデストロイなキャラがアニメキャラ感あって最高なんですよ。メチャクチャツボりました。あんな人にならハチの巣にされてもいいかもしれないです(笑)

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ダニエル・ラドクリフは『ハリー・ポッター』以降、その染みついたキャラを払拭するかのように、いろんなジャンルの映画に積極的に出ていますけど、特に今作においては、もはや当時とは顔も雰囲気も違うので、全然ハリポタ感なかったですね。今後もいろんな映画で観てみたいです。

血がいっぱいでるので、画はグロいところも多いですが、スピード感あふれる爽快な銃撃戦を楽しみたいならオススメできる映画でしたー。


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