まさかのゾンビ×推理モノのジャンルミックスだった『屍人荘の殺人』
2019年公開映画210本中126位。
どんな推理映画かと思いきや、まさかのゾンビ映画でした。
ゾンビ x 推理モノ。
フェス研というサークルの合宿に訪れた
2人のホームズと1人のワトソンが、
ウィルスによってゾンビに変貌したフェスの客たちに抵抗しながら、
寝泊りするペンションで起きた殺人事件を解決していくというもの。
基本的にはコメディタッチなんだけど、
殺人事件については、勘のいい人なら犯人は割とすぐわかりそうだし、
ゾンビについては、この前観た『ゾンビランド:ダブルタップ』
と比べるとかなりチープ(笑)
肌を青白くして、カラコン入れて、口のまわりに血をつけただけの、
ハロウィンのコスプレ感www
洋画好きからしたら、もっとゾンビがんばって欲しいところだけど、
グロさが抑えられているという点では観やすいとも言えそう。
なので、ゾンビが嫌いな人もそこまで構える必要はないと思う。
銃社会じゃないから、洋画のように無駄に撃ちまくって
血がいっぱい出るスプラッターみたいなのもなく、
基本的に槍や剣で頭をぶち抜くのみ。
しかも、ヒットする瞬間にレントゲン写真のような映像になるので、
血も肉も出ず、そういうのが苦手な人でも安心かと。
ただ、この映画、全体的なコメディタッチな部分とゾンビの部分が
うまく混じり合っていない気がしたんだよね~。
そこらへんは『ゾンビランド』シリーズの方がしっくりくるんだけど、
それは笑える部分が下ネタやブラックジョークだからかなと思った。
ゾンビって汚いから、邦画のかわいいギャグよりは、
洋画の汚いギャグの方が相性いいんじゃないかっていうね。
だから、パニックとミステリーを合わせた
ジャンルミックスという点では斬新だったけど、
メッチャ噛み合っているかというと、正直そうでもない(笑)
あとは、、、ホームズの2人体制も前半で終わるし、
出てくる登場人物もみんな普通の人で、
クセが強いということもないから印象に残りづらい。。。
総じて、やや微妙な映画だったかな。。。
しかし、この映画だけではゾンビ事件の首謀者はわからないままだけど、
続編あるのだろうか。。。
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