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疲労感しか残らない『ビバリウム』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:43/51
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】

ミステリー
ラビリンス
終わりが見えない
精神的に疲れる

【あらすじ】

新居を探すトム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)は、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地<Yonder(ヨンダー)>を紹介される。

内見を終えて帰ろうとすると、ついさっきまで案内していた不動産屋が見当たらない。不安に思った2人は、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変わらない。2人はこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ―。

そこへ送られてきた1つの段ボール。中には誰の子かわからない生まれたばかりの赤ん坊。

果たして2人はこの住宅地から出ることができるのか―?

【感想】

これは覚悟して観た方がいいです。。。すんごい疲れる映画なので。。。もう終わりが見えなくて、見えなくて、しんどかったです。。。精神的にキツい。いくらラビリンスにも程があるだろうって。

物語はあってないようなものですね。延々と続く住宅街から抜け出そうと必死にもがく恋人の様子を、ただただ観察するのみです。元気なときに観に行かないと、途中で退出してしまうかもってぐらいには、ぐったりしますよ。

終わりが見えないことへの疲労感と、突如としてそこに放り出される理不尽さ。物語の主人公たちにいくら同情してもしきれないぐらい、そこには絶望が広がっています。

あと、あの子役の子。すんごい不気味でした。本当にああいう声なんですかね。昔のマコーレー・カルキンを思わせるかわいい風貌なのに、声がやたらおっさんぽくて。。。

たまに、こういう病む映画を観たくなるんですが、観たら観たでどっと疲れるんですよね(笑)しかし、この手のこういう映画は感想書くの難しいですね。他の映画のように、登場人物の変化や成長、倒すべき敵や解決すべき課題っていうのがわかりやすく用意されているわけではないので、自分がいかに疲れたかっていうことしか書けず。。。ごめんなさい、力量不足で。。。


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