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My Favorite film —NEW SEAGULL 400—



概要

モノクロネガフィルム
メーカー オリエンタル
名称 NEW SEAGULL400(ニューシーガル400)
ISO 400


ヨドバシカメラで800円程度で購入できる安価なモノクロフィルム。
カラーネガが高くなった時に何を思ったのか焦ってたくさん購入したものの、使わず今に至るフィルム。

2本ほど使ったので、どんな感じかを書いてみたい。


使用したカメラ

KODAK M38
というプラカメラだ。

非常に軽量コンパクト。
見た目も可愛いらしい

気軽に持ち出せてスパスパ撮れるいいカメラ。

そのうちリペイントをしたいカメラ。
下地にブラスのサフを塗って、その上に黒のサフ、さらにその上にシルバークロームの塗料塗ってライカっぽくしたいと考えている。
使えば使うほど、黒、ブラスと色が変わっていく。カッコよくないだろうか。
まあまだ何も準備していないので計画段階ではある。

これは今回の話とはズレるのでまた後日。


作例


強い光の元だと、コントラストが強目に出るが、ハイライトの階調が豊かで特にカーテンの部分が綺麗に見える。


光の少ない場所でも、アンダー側が結構粘るようでまっくろに潰れることはなかった。

この撮影シーンの時は霧が出てきていたのだがそのもわっとした湿り気のようなものを見事に表現できた一枚だと思う。


雲が空全面にかかっていたシーンだが、白飛びすることなくそのディティールを確認できる。


晴れのシーン。



夜のネオン撮影も行ったが流石に暗すぎたか。

カメラのレンズが原因か、晴れた日でもどことなくふわっとした仕上がりになる。


まるで時を逆行したかのような一枚が撮影できた。


いかがだっただろうか。

現状そこまでFavoriteでもないが、せっかく使ったのでNoteに書いてみた。
私としてはモノクロはコントラストが強いパキパキの写りのものが好きなのだがこのフィルムはそれとは違う気がした。
階調が豊かで優しい写りをする、そんなフィルムだ。

ライカで撮影したらもっとパキパキに描写されるのだろうか、その辺りが気になったので今度試してみたい。


紙焼きをするなら

コントラストは低くて階調が豊かなフィルムの方が紙焼き時にコントラストを調整したりだとか、色の濃さを調整したりとかがしやすいらしい。
だか光のバランスが中庸になるように撮影して、紙焼き時に追い込むのも一つの手だとか。

これはまるでデジタルカメラでのRAW撮影に似ていると感じた。
光が飛ばないように、潰れないように撮影して、現像ソフトで追い込むという工程に似ている。

デジタルでもアナログでも工程的にはさほど違いがないのかと納得してしまった話であった。

脱線も多かったが今回はこれで終わりとする。


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