見出し画像

「おもいでは電光石火のごとく」

なんとなく 
足を運んだ
国宝展

かつてのかすれた思い出が
色鮮やかに蘇り
心はわしづかみに

これはなんちゃってのレコード
聞いたよ何度も
音が出なくなるところまで

学研のおばちゃんが月イチで
ちゃんと届けてくれていた
ふろくしか興味はなかったな

また会えるなんて!
ウチも全く同じ型のレジスター
打ち込みの音がたまらなかった

これほど古くはないけれど
踏むタイプのミシンあったなぁ
母が使うところは全く見かけなかったけど

これはスーパーカブ
父がずっと乗っていた
グリーンとホワイトの組み合わせの 

だけど交通事故で車にはねられ
奇跡的に生き延びたけど
カブには乗れなくなっちゃった

昔のモノって不思議
忘れるくらい古ぼけていたのに
ふれただけで電光石火のようにつながってく


この記事が参加している募集

自由律俳句

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?