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「拒絶する棟方志功」

拒絶する
許容を超えた
熱さゆえ

「大印度の花の柵」 ゴッホのひまわりです

生誕百二十年の棟方志功展が
皇居前の国立近代美術館で
開催されるから朝イチで行ったけれど
すでにスゴイ人、人

「門舞男女神人頌」

ひと目見たいと
思う人ばかりが
集うのだろうけれど
耐えられるのか?

「二菩薩釈迦十大弟子」

この強さ
この熱さ
入口でもう
わたしは苦しい

「華厳松」激アツな作品

この大勢の人のほうが
存在が薄いほど
作品が強すぎて
向き合えない

「稲電・牡丹・芍薬図」

どうして正気でいられるのかと
疑うほどに
他者がおかしいのか
わたしがおかしいのか

「花矢の柵」

並んでなど
見られない
そんなことをすれば
乱される

鷺畷(さぎなわて)の柵

棟方志功を
ただ足早に
一瞥をくれるよう
通り過ぎた

「風神」

でなければ
この会場いっぱいに
置かれた作品など
見きることはできなかった

柳抑板画柵屏風(りゅうきわょうはんがさくびょうぶ)
柳宗悦に捧げられた作品 これだけじっくり見ました

休まることは一度もなく
問われ続ける
今の己の
生き様を

「花狩頌(はながりしょう)」 シルクロードな作品

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