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知らずにトラウマをおっていた話2

今日、母のおかげで男が誰だったか思い出したのだ。
スーパーで買い物していると母が知らない人に挨拶をした。相手も母に気づき、世間話をしだした。

私はトマトをとりにその人に会釈して場を離れたのだけどしばらくして、なんだか、妙に胸騒ぎがする。
胸のモヤモヤがよくわからないまま買い物を終えて、母と帰る道中『さっきの人だれ?』と何気なく聞いた。

その人は昔、近所にいたおっちゃんで「〇〇くん(知らない人)のお父さんたい」といろいろ話出す

『…ん~  知らん』

あまり興味がなくなって、でも頭のなかで
『どっかでみたような…』と胸騒ぎしながら母の一方的なゴシップを聞いていた。
すると『~~だったったい。それにほら、あの人は有名でね』奥さんが逃げたとかそんな話。

『なんで有名やったと?』
『~あん人は、近所で覗き魔で有名やったたい!』

『…へぇ、そんな人おったんや。しらんやっ…た…?』

はっ!!

『あん人や!!!』


いきなりはっきり、鮮明にあのメガネの男の顔が見えた。

さっきの母と話していたおっちゃんとメガネの男の顔がドラマみたいに、すぅーってスライドしてピッタリ重なったのだった

『わぁ、びっくりした。どうしたと?』

『お母さん!あの人やん!あの時の下着ドロボー!』

はっきり、無くしたパズルのピースが隙間にはまって、私は『ははぁ~。あの人やったんかぁ~』
と、すっごくスッキリした。

母は「あぁ、だってん、そげん噂はあったたい」と、とくに否定もない。

当時、実害はないと言えど犯行現場を目撃した事はなかなかショックだった。
でも翌日には普通に友達に話したりしていたから
気にしてもないと思っていたし、気にならなかった。

けど今日、知らない人みて無性に胸騒ぎがし、その場にいたくない気がしたし、モヤモヤした事やましてや、いつも男の顔にモザイクみたいなのがあった事に「はっ」となった。

最終的に、今日、スッキリ笑えたのだけど、人の頭とか脳って不思議なんだなと感じたのでした。

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