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薬剤師が経営者になって良かった理由【後編】

丸山です。
前回の話の続きをします。
もともと薬剤師だった私がなぜ経営者になったのか?と聞かれることが多いので、なって良かったと思うポイントを記述しています。

1つ目は安定志向からの脱却でした。(前編の記事もご参照ください)

2.受け身から主体的な仕事の仕方を学んだ

2つ目は基本受け身だった性格が変わり、主体的に物事を捉えるようになれたことです。薬剤師の仕事は処方箋をもってきた患者さんに応えるのがメインの仕事でした。自分から仕事を取りに行かなくても、薬局で待っていれば向こうから来てくれる。それに慣れてしまうと自分から声をかける、自分から関係性構築することが億劫になってしまいました。
振り返ると、学生時代から、良い高校に入って良い大学に入って大企業に就職するのが成功だと思っていましたし、資格をとれば人生安泰だと思っていました。
世間や周りの人が言っていることを鵜呑みにし疑わず、言われるがままに生きてきたのです。

そんな私が初めて親に反抗した経験を挙げるとすれば、この経営者への道に舵を切った時かもしれません。親だけでなく友人や会社の人にも理解されず、初めて自分の意志で決意し歩み始めた瞬間だったと思います。
その道は険しく、心折れそうになることや悔しくて泣く毎日が続いたこともありました。でも自分が決めたことをやり抜こう、自分が歩んできた道を正解にしようと心に誓い律してきたので、いつの間にか周りに左右されず自分で主体的に生きられるようになっていました。

3.人間関係の幅が大きく広がった

私は大学が薬学部の専門大学で就職も製薬会社であったため、上京してからの友人は薬剤師や医療系の方ばかりでした。
しかし、経営の恩師と出会い、彼らの周りには業界問わずいろんな能力を持った方々がいらっしゃいましたし、人脈が広い方々ばかりでしたので、たくさんの出会いを紹介していただき、気づけば全業界に友人がいるのではというレベルまで知り合いが増えました。
自分と同じ背景同じ経験の人とのみいると居心地はいいけれど、刺激や成長は少ないと感じます。一方、私が知らないことを知っている方や、見たことない実績を手にしている方など、過去出会ったことがないような人物に出会うことは、未知の世界に入った感覚でとてもワクワクするし視野が広がります。
未知の人との出会いとその経験による刺激、感動、学びは宝だと思います。その宝を多く持つほど、自分の理想を描くことができ、自分の信念が確固たるものになります。

4.収入の可能性に気づけた

薬剤師の年収は高い、そう思われがちですが、実際に年収1000万稼ぐ人はほとんどいません。収入も普通でいいと思っている人が多いように感じました。もちろん当の私もそれで十分だと思っていました。お金だけがすべてじゃないなんてかっこつけてた方ですね(笑)
しかし、経営者への道に進み、目の前のやるべきことに集中して3年・・自分の成長と共に徐々に収入が上がり始めました。そして、いつだか忘れましたが年収1000万円を超えたときに私は既に早く2000万稼げるようになりたいと目標設定していました。

薬剤師時代も、経営者になったいまもやるべきことをコツコツと努力することは変わりません。(まじめにコツコツやる性格なのであまりさぼらない性格です)しかし、どのフィールドで努力するかによって、収入に差が出るという現実は私の経験をもって伝えられることです。
もっと言うと、望む人間になるか望まずに満足する人間になるのか、人格にも差が出てくるように感じます。

5.未来の選択肢が広がった

そして最後に、ここまで頑張ってきて一番良かったと思えることが「自分の可能性を知ることができた」ことです。
自分には起業なんて無理、キャラじゃない、年収1000万なんて不要、安定志向だし、普通でいいや・・こんな言葉を発していた自分が、人との出会いにより自分で決断し新たな道へ挑戦してきました。その結果、自分が描いていた以上の人生になっていることを誇りに思います。
これが人の可能性だと思ってます。

「自分には無理」そう思っている人こそ知らない世界が多い、つまり可能性が大きいのでないでしょうか?
これまでやっていないことに挑戦し新たな自分を知ることで、新たな願望を生み、また新たなチャレンジを生む。そうやって人は成長し、限りある命の中で最大限の成長を遂げるでしょう。
これからも、多くの人の可能性を信じ、力づけをできれば幸いです。


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