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【バトン連載】受け取ってきたものをかたちにする|縁をつなぐエッセイ vol.9|文:小濱彩乃@石垣島

石垣島のみなさまはじめまして。美月から素敵なバトンを受け継ぎました小濱彩乃と申します。美月の姉で、三人兄弟一番上の長女です。

家族からは、あーやーと呼ばれています。私は生まれも育ちも石垣島で、人生の殆どの時間を島で過ごしてきました。現在はフリーランスでアクセサリーデザイン&制作をしています。制作を始めて6年目ですがフリーランスになったのは、まだ1年ほど。

今回のエッセイでは、私が創作活動で大切にしていることや人との繋がりについて書いていこうと思っています。

私は小さい頃から何かを作ることが好きで、工作をしたり手芸をしたり、もくもくと絵を描いたり物づくりが好きな子供時代でした。

振り返ってみると、その延長が今やっていることに繋がっていて、好きなことの根底は大人になっても変わらないんだな。と思ったりします。

なぜ作ることが好きなのか?改めて考えてみると、頭の中で想い描くものを形にした時のわくわく感や、見た人受け取った人が喜んでくれた表情や想い。シンプルにそれが嬉しくて、今も作り続けているのだと思います。

原動力は家族、どんな時も応援してくれる大切な存在です。特に母は私の作品の一番のファン(笑)、と言っていい程、数々のアクセサリーを身に付けてくれています。

毎回「素敵〜。いいね!」と伝えてくれる存在がいることは、幾つになっても嬉しいものです。そんな風に想いを伝えられる人、自分自身もそう在りたいと思っています。

創作活動や日々の中で大切にしていることがひとつ。それは"言葉"です。言葉と言っても色んな役割を持つのですが、私は制作するアクセサリーひとつひとつにストーリーを持たせています。身に付ける人の日常がちょっとプラスになるような、そんな言葉です。

自分自身が何かに迷った時、落ち込んだ時、元気がないな。そんな時いつも支えられてきたのは誰かの"言葉"でした。

ふと目にした、入ってきた言葉で前を向けたり元気になれたり言葉はお守りのような役割を担うと思うのです。

自分自身がこれまで受け取ってきたものを形にする、言葉にする。繋いでいくそんなイメージです。

そんな自分の作品が、初めてお客様の手に渡った時はとても嬉しかったのを今でも覚えています。(朝5時の出来事でした。その後、美月からおめでとうのケーキをもらったことも嬉しい思い出☺️)

緊張しながら始めたInstagramとオンラインショップで、やり取りをさせていただいたお客様はお会いしたことはないけれど、作品を見てくれて手にしてもらえたこと。

そして喜んでくれたことが嬉しくて、私の中で初めての経験でした。その後も大切な日に身に付けてくれたことをご報告頂けたり、その人の優しさを感じられて創作活動を通して得た体験は私の中で忘れられないものになっています。

これまでの自分を通して思うのは、私は人の話を聞くのが好きだということ。もっと詳しく言うと、体験したことや考え方を知ることが好きなんだと思います。人とのご縁、色んな出逢いのなかで、その人の様々な想いを知ることができたり、そこから沢山の刺激を受けることがありました。感情が動かされたりすると「これは聞くべき話だったんだな」なんて(笑)
単純だけど、紛れもなくそれが今の自分に繋がっています。

石垣島に暮らしている人、出会う人は暖かい人が多いと感じます。ここに集まる人達と言った方が分かりやすいかもしれません。沖縄特有のゆいまーる精神もあると思いますが、島が纏っている雰囲気がそうなのかもしれないな、とも思います。

ここにいるから出来ること
ここだから体験できること
これからも、私なりにできることを形にしていきたいです。

次のバトン

次のバトンは、石垣島の美しい自然を背景に、一生に一度の瞬間を撮っているブライダルカメラマンのあーみーにバトンを繋ぎます!記事の冒頭にも書きました三人兄弟、真ん中の妹です!まさかの兄弟連続👬
あーみーよろしくね〜☺️


この記事を書いた人

小濱彩乃 (こはまあやの)
石垣島出身 モノづくりが好きです
「spica sham」というブランド名で
物語を纏うハンドメイドジュエリーを作っています。
本も好きで色々読みます。
日々健やかに、機嫌良くをテーマに生きてます。


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