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デザインと人生での遠回りの価値

逆に遠回りがいいと思うこと。

好きな洋菓子はシュークリーム、まーるです。
AIも台頭し、より効率的に素早く成果を出す、慌ただしい時代を感じる今日この頃。わかってはいるけど、なんか煽られてそのスピード感についていけず、なんだか気持ちが下がることもありますよね。

ただ、人生においても時には遠回りが良いこともある。
またデザインの仕事においても、遠回りはとても意味のあるプロセスです。今回は、デザインを生業にしている私が、そんなデザインのプロセスと、人生での遠回りがなぜ価値あるのかを深掘りしてみたいと思います。

新たな発見と学びの遠回り

デザインワークでは「こういう感じの方向性でよろしく〜」という至極曖昧なところからスタートすることがあります(全てではないですよw)
そんな曖昧なオリエンでも、誰に何を届けるか?ターゲットにどうなってほしいか、しっかりと組み立ててデザインを進める。
と同時に、頭の中では正反対のイメージを追いかけてみたりします。
逆説思考で頭を巡らせるんです。

オリエン返しと、逆発想アイデア。これは必ずやってます。

当然逆方向なので、お客さまの求めているものから一番遠いところのアイデアです。ただ、この逆説的なアプローチは、最終的な方向性に対して徐々に近づいていくための遠回りとも言える。

つまりデザインで遠回りをすることは、実は「深く考える」プロセスそのものなんです。最初に設定した目標から意図的に離れることで、予期しないアイデアや解決策が見つかる。

逆説的に考えて、思考を拡散させる。これを自然とやれるようになるのがデザインスキルを鍛える最も簡単なやり方だと思ってます。

この考え方は、「人生の遠回り」と一緒で、予期せぬ発見や学びにつながります。行きつ戻りつすること、グルグル同じ場所を回ること、時には道を間違えること。これら全てが、自分だけの「ユニーク」を見つけるヒントが隠されている行為。

遠回りを恐れずに、あえて未知の道を歩む勇気が、新しい発見へとつながります。

近道は他人の道

人生は、常に足元しか見えない山道を歩むようなものです。多くの人が不安を感じ、近道や正解ばかり探し求めがち。

Xで影響力をつけたい。集客を成功させたい。副業で稼ぎたい。
そうなると人はなぜか最短を求めるもの。

ただ、お金を稼ぐことはそう簡単じゃない。やぱり努力が必要だし、学びも必要。最短を求めがちな人が陥るのは、不安とか誰かに頼りたい心の弱さから。

不安になるとつい正解や近道ばかり探してしまう。
それは悪いことじゃない。

けど正解や近道ばかり探しているといつか「あれ、ちょっと…」と若干虚しさを感じること、あります。僕もたくさん経験してきましたw

そう、自分らしさが欠けるんです。

その理由は、近道は結局、誰かの道なんです。誰かの道を言われるがままやったとしても、本当の人生の醍醐味を味わうことはできません。らしさがないと自分に意義を感じないんです(僕は…)

自分の道を自分のペースで進む。

人生に無駄なことはなく、たとえ失敗したとしても、その経験はいずれ意味を成し、個人の成長につながります。必ず。

スティーブ・ジョブズも言っていました。

バラバラの経験であっても将来それが何らかのかたちで繋がる

遠回りするほどに人生が豊かになる、それが人生の真実です。

遠回りはむしろ近道

心に余裕がない場合は最短を求めてOK。仲間や誰かを頼るのも大切。

ただ、遠回りすることでしか見られない景色が必ずあること、失敗しながら進む経験というのは、心の強さと圧倒的な人生経験になります。

結局のところ、遠回りは人生を豊かにするための近道。
遠回りすることでしか味わえない、人生の深い味わいがあるもんです。

まとめ

「遠回りがいいと思うこと」は、デザインのプロセスだけでなく、人生全体にも当てはまる普遍的なテーマ。

遠回りを通じて、自分だけのユニークな価値を見出し、人生の深い教訓を学び取ることができます。
遠回りは、自分自身を理解し、成長するための貴重な時間なんです。

皆さんも、遠回りを恐れずに、豊かな人生を歩んでいきましょう。

不器用でも、ヘタクソでも、前を向いて進んでいくことで、あなたの人生はより意味深いものになるはずですよ。
さぁ、今日も頑張ろう。

今日もクリエイティブな一日を!

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