逆に遠回りがいいと思うこと。デザインと人生、遠回りの価値
好きな珈琲は深煎り、まーるです。
今回は「逆に遠回りがいいと思うこと」についてデザインの視点、人生の視点で話してみたいと思います。
急がば回れ。人生においても時には遠回りが良いこともありますね。またデザインの仕事においても、遠回りはとても意味のあるプロセスです。
この記事では、そんなデザインのプロセスと、人生での遠回りがなぜ価値あるのかを深掘りしてみたいと思います。
新たな発見と学びの遠回り
デザインワークでは「こういう感じの方向性でお願い!」というオリエンからスタートすることが多いですが、僕の場合、プロジェクトはオリエン通りに進めつつ、頭の中では正反対のイメージを追いかけてみたりします。
オリエン返しと、奇を衒うアイデア。これ必ずやってました。
この逆説的なアプローチは、最終的な方向性に対して徐々に近づいていくための遠回りとも言えますよね。
最終的なアウトプットを目指すためにあえて逆をいく。
デザインで遠回りをすることは、実は「深く考える」プロセスそのもの。
最初に設定した目標から意図的に離れることで、予期しないアイデアや解決策が見つかります。逆説的に考えて、思考を拡散させる。
これは、人生の遠回りと同じで、予期せぬ発見や学びにつながります。
行きつ戻りつすること、グルグル同じ場所を回ること、時には道を間違えること。これら全てが、自分だけの「ユニーク」を見つけるヒントが隠されている行為。遠回りを恐れずに、あえて未知の道を歩む勇気が、新しい発見へとつながります。
近道は他人のあゆむ道
人生は、常に足元しか見えない山道を歩むようなものです。多くの人が不安を感じ、近道や正解ばかり探し求めがちです。
Xで影響力をつけたい。集客を成功させたい。副業で稼ぎたい。そうなると最短を求めるもの。
ただ、お金を稼ぐことはそう簡単じゃない。
やぱり努力が必要だし、学びも必要。最短を求めがちな人が陥るのは、不安とか誰かに頼りたい心の弱さから。不安になるとつい正解や近道ばかり探してしまう。
それは悪いことじゃない。
けど正解や近道ばかり探していると、いずれ虚しさを感じるようになるでしょう。
その虚しさの理由は1つ。
近道は結局、人が作った道なんです。
誰かの道を言われるがままやったとしても、本当の人生の醍醐味を味わうことはできません。
自分の道を自分のペースで進む。
人生に無駄なことはなく、たとえ失敗したとしても、その経験はいずれ意味を成し、個人の成長につながります。必ず。
スティーブ・ジョブズも言っていました。
「将来をあらかじめ見据えて点と点をつなぐことはできない。できるのは後からつなぎ合わせることだけ。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。」
遠回りするほどに人生が豊かになる、それが人生の真実です。
遠回りはむしろ近道
心に余裕がない場合は最短を求めてOK。仲間や誰かを頼るのも大切。
ただ、遠回りすることでしか見られない景色が必ずあること、失敗しながら進む経験というのは、心の強さと圧倒的な人生経験になります。
結局のところ、遠回りは人生を豊かにするための近道。遠回りすることでしか味わえない、人生の深い味わいがあります。
まとめ
「遠回りがいいと思うこと」は、デザインのプロセスだけでなく、人生全体にも当てはまる普遍的なテーマです。
遠回りを通じて、自分だけのユニークな価値を見出し、人生の深い教訓を学び取ることができます。遠回りは、自分自身を理解し、成長するための貴重な時間なのです。
皆さんも、遠回りの旅を恐れずに、豊かな人生を歩んでいきましょう。
不器用でも、ヘタクソでも、前を向いて進んでいくことで、あなたの人生はより意味深いものになるはずです。
今日もクリエイティブな一日を!
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