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【初めて読む小説家】読書感想文「テルちゃん」玄侑宗久 著

【初めて読む小説家】読書感想文

ふだん小説をあまり読まないので
素敵な出会いを求め、図書館でほぼ「あ」から順に、
知らない(読んだことない)作家さんを選んで「ジャケ借り」して読んでます。
内容を楽しみつつ、いつも読む実用書と同じように、気になるフレーズの感想や気づきを書いております。
ちなみに読んだことのない作家の本を読むことは「脳の活性化」に良いそうです。

フィリピンから日本の北の町に嫁いできたエテル。愛称はテルちゃん。可愛くてやさしいテルちゃんは地域の人気者だが、ひとり息子が生まれて幸せもつかの間、最愛の夫が急死してしまう。風習の違う日本で子供を育てながら奮闘するテルちゃんの行く手に待っているものは・・・。家族とは、愛情とは――。かけがえのない縁の不思議、待望の連作長篇。

「テルちゃん」
内容(「BOOK」データベースより)

※以下ネタバレありです!




「わらしべ長者」の若者も、結果など予測せずにどんな「今」にも全てを注ぎ込む人生の達人ではないか・・・。

「テルちゃん」

(感想)
「やりたいこと探し」に悶々として、「今」を持て余す。
(ToDoリスト)
□とりあえず今は目の前にある「読書ノート」に集中

――いつもは「えこひいき」で保たれている社会の安寧は充分知りつつ、敢えて期間限定で「えこひいき」なしの「博愛」に挑むのがお盆なのだと、和尚さんは結論づけた。期間限定だから、誰でも努力はできるでしょう、と。
「だから仏壇からは位牌をぜんぶ出し、みんな同じように供養して、しかもお盆中はなるべくハエや蚊も殺さず、嫌いな人にも優しくしてあげてください」

「テルちゃん」

(感想)
「えこひいき」はずるいことで「博愛」は正義だと思っていたのは何故だろうか?完璧主義のせい?
「全部を愛さなければいけない
(ToDoリスト)
□自己肯定感低いので、まずはゴリゴリに「自分をえこひいき」する

みんなの爆笑に混じって自分も笑いながら、袋小路でもとにかくトコトン行って確かめるしかない・・・・

「テルちゃん」

(感想)
笑う門には福来る。
(ToDoリスト)
□「笑ってたら何とかなる」と信じる

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