良心食パン

食についていろいろ書き記そうと思います。

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最近の記事

松葉の酵母でパンが焼けたヨ!

(「松葉」から酵母は採れるのか? からのつづき) 4月9日朝の時点で、酵母が採れた兆しが見えた。 その日の夜に、一旦冷蔵保存。 パンを焼くまでは動かさないことにした。 で、12日(金)にパンを作るためのまとまった時間が確保できたので、 11日(木)の夜に元種を冷蔵庫から出して、室温下に置いた。 ※初めて取り扱う「発酵種・酵母菌」の場合、どのくらいの早さで発酵するのか分からないので、通常の2倍くらいの時間を確保することにしている。 12日(金)、朝の9時40分に生地温度3

    • 「松葉」から酵母は採れるのか?

      (松葉から酵母を集める実験スタート からのつづき) 【2024年3月23日18時40分実験スタート】 実験をスタートしてから毎日、 液種を採るための広口瓶を1日に1回以上かき回した。 かき回す目的は、空気を送り込んで酵母菌の繁殖を促すこと。 もしも目的とする微生物が全く存在しないのであれば、 砂糖水にいくら空気を送り込んだところで繁殖は期待できないだろう。 場合によっては、空気の存在に因らない「乳酸菌」に出会うことはあり得るけど。 (中間報告 3月30日) が、1週間

      • カカオ酵母パンを作った時の話

        カカオの実から発酵種を集めてから、パンの焼き上がりまでの道のりを、ここで今一度振り返り、まとめておくことにする。 カカオの実に酵母の存在を感じるヒントとなった出来事。 チョコレートが発酵食品だと知った時から、いつかその様子を現地で確かめてみたいという夢を密かに抱え持っていた。 京都にあるチョコレート専門店「ダリケー」主催のカカオ農園視察ツアーに参加。 ツアーの参加記念用のお土産として、農園で収穫したカカオの実を1個持ち帰った。 2017年8月27日朝、インドネシアから帰宅。

        • 松葉から酵母を集める実験スタート

          (カカオの実から酵母を集める話からのつづき) 原材料を「カカオの実」にすると、 希少性は維持できても、持続可能でないことは前の投稿に書いた。 「玄米」から酵母を集めることも考えたが、 ちょっと平凡すぎる感じがしたので、 「玄米」よりは珍しそうな「松葉」で試すことにした。 松葉はお茶やジュースなどの活用方法もあるようで、 口に入れても害は無いようだ。 ただ、松の開花時期は4-5月で、3月の松はきっと旬ではない。 メルカリで「松葉」を検索すると、出品している人が複数いた。

        松葉の酵母でパンが焼けたヨ!

          カカオの実から酵母を集める話

          砂糖水の中に果実を漬け込む。 環境を作り、その中に植物片を漬けておくと、 植物片に付いた常在菌が繁殖する。 数日経つと、 砂糖水に適応しない微生物は淘汰され、 砂糖水に適応する微生物は増殖する。 そんな仮説の下で設定した実験。 パンの発酵種を採って集めた。 カカオから酵母(発酵種)を採ったのは2017年9月のこと。 かれこれ6年半が経つ。 「カカオ」といっても、 チョコレートの元、カカオ豆から採ったのではなくて、 カカオポッド(カカオ豆の詰まった果実の外殻)から採った

          カカオの実から酵母を集める話

          玄米のおいしい炊き方を調べる②

          (玄米のおいしい炊き方を調べる① からのつづき) 玄米食を続けるために、 健康面や栄養面のメリットではない「何か」を求めて、 もっと美味しくできないか、と考え始めた2年目。 「圧力鍋 を使うと美味しい玄米が炊ける」というネット情報を得て、 圧力鍋を購入した。 炊飯テストを何度か繰り返してみた。 炊飯器使用と比べると、たしかに早く炊ける。 ただ、最大のメリットは「時短」だが、それ以外のメリットを感じない。 玄米を始めてからそれまでに蓄積してきた経験を振り返り、 玄米ご飯を

          玄米のおいしい炊き方を調べる②

          玄米のおいしい炊き方を調べる①

          2022年8月からなので、玄米を食べ始めてから1年6か月が経った。 サプリメントの青汁を止めることが、玄米食を始める切っ掛けだった。 それまでは、1包100円程度の粉末を一日に1~3包を消費して 体調管理の一環としていたので、 玄米食が青汁の代わりになれば良いなとの想いが始まりだった。 近所にある農協の産地直売所へ行けば、地元産の玄米が売られていた。 品種は、3つから選ぶことができた。 いずれも神戸市北区産。 コシヒカリ、キヌヒカリ、ヒノヒカリ。 コシヒカリはお馴染み

          玄米のおいしい炊き方を調べる①

          プロフィール用(仮)

          ここ最近、身近な人の家族や親戚にガンや難病の患者がいるという話をよく聞くようになった。病人の数が増えているのか、それとも病人のことを話す機会が増えているのか、それは分からない。 いずれにせよ医師の力では治らないような病気や病人が増えているのだろう。 藤川徳美氏の著書「すべての不調は自分で治せる」を参考にしつつ、いまここで思うことを書いていこうと思う。 1969年 兵庫県生まれ 香川大学教育学部で「キトサン誘導体によるミネラル吸着に関する研究」という卒論。 香川大学農学部の大

          プロフィール用(仮)

          いまここに生かされて出会へし

          この墨絵は、1993年4月に 「長戸庵(ちょうどあん)のくまさん」からいただいた。 「長戸庵」は、四国八十八か所の歩きルートの道中、 第11番札所の藤井寺と第12番札所の焼山寺の間にある。 当時「くまさん」は、長戸庵に籠って修行中だった。 1992年3月に香川大学教育学部を卒業し、 翌月に同大学院農学研究科へ入学した。 そして入学から1年後、 研究室に「しばらく休みます」と手紙を置いて「お遍路さん」に出た。 食品栄養学研究室に所属。 担当教授から、 「過酸化脂質を評価

          いまここに生かされて出会へし

          月の村に打ち上げられたクジラ

          ニュースで「迷いクジラ」が話題になるたびに思い出すことがある。 太平洋に浮かぶ小さな島。 この世に「楽園」があるとしたら、 こんな感じだろうな、と思わせるような「平和な島」での出来事。 ほとんどの島民はキリスト教徒で、それが村のコミュニティになっていた。 毎年11月に入ると、恒例のクリスマスイベントの準備が始まる。 クリスマスといっても、常夏の島なので、みんな 年がら年中、朝から晩まで薄い衣服で過ごすことができた。 島には一人、 浮浪者のような、 ホームレスのような、

          月の村に打ち上げられたクジラ

          なかなか筆が進まない

          noteを始めようと思ったのが2023年11月のことだったので、 振り返ると すでに4ヶ月以上が経過している。 ちっとも進まない理由は何か?  一番の理由は、 書きたいことが多すぎること。 そして、何から手を付けたらいいのか迷っているうちに 時間だけが過ぎてゆく。 あれを書いてみようかな、いや、こっちを書いてみようかな、 など色々と思い巡らすことに疲れてしまい、 肝心のPCに向かうまでに至らない。 何を書こうか?

          なかなか筆が進まない

          玄米ご飯をはじめて食べた、自然農法家・福岡さんの研修所

          最近のマイブームは玄米ご飯。 玄米を食べ始めたのが2022年8月のことなので、 玄米ご飯を食べるようになって1年6か月が経つ。 たまに弁当や寿司を買って食べることはあるけれど、 白米を買うことも、家で炊くことも無くなった。 もちろん、2022年8月以前はずっと白米を食べていた。 そして、それまでの約10年は、 体調管理のためのサプリメントとして、食事と合わせて 銀座まるかんのJOKA青汁を飲んでいた。 1食分が大体120円位なので、 そんなに高いものではないが、かと言っ

          玄米ご飯をはじめて食べた、自然農法家・福岡さんの研修所

          はじめに

          兵庫県神戸市の郊外で、週2日営業のワンオペベーカリーをしています。 週2日ペースで倉庫員のアルバイト。趣味は読書で、noteでは本を読んで気づいたことを書きたいと思っています。2024年2月16日