あかね

暮らしの中で考えた事を残しておきたいと思っています。

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マガジン

  • 読んでる本のこと一気に話す

    読んだ本の感想とかをブワーッと話すところ。

最近の記事

「依存症とアナーカ・フェミニズム」2023年6月18日の読書

今週は先週に引き続き、『世界一やさしい依存症入門』を読み、読み終わった。 著者本人もカフェイン依存症の自覚があり、かつてゲーム依存症だったことが文中で語られていて、実体験に基づいた文章、というのも説得力があった。 よく、依存症を治すために「一切の依存対象を断つ」という方法を聞くけれど、本書ではそうではなく ①記録 ②分析 ③きっかけや原因の把握 ④根本原因の解決 という4ステップが解決のために取られていて、その方法は今まで知らなかった方法だったので、今回知ることができて良か

    • 香水と天気

      日記を書く時、天気とその日使った香水もメモするようにしている。 身に纏いたい香りと、その日の労働の目標みたいなものがリンクしていることが多く、香水を記録するとその時の自分の気持ちが分かるような気がするからだ。 私は「魔法使いの約束」というソーシャルゲームのグッズの香水を持っていて、その香水はキャラクターごとに一本ずつ作られているのだが、最近キャラクターの人格や能力を借りるお守りのような気分でその日つける香水を選ぶようになった。 大事な打ち合わせがある日は、とにかく「強い」

      • 「東京の生活史」2023年6月11日の読書

        今週はずっと岸政彦『東京の生活史』を読んでいた。電子書籍で読んでいて、今26%のところ。残りの予想読書時間は26時間。長すぎる。 そもそもが4000ページの極厚本なので、まだまだ読み終わるのにかかると思う。一昨年の冬くらいから読んでいる気がする。 大体15分くらいで読み終わる短い文章の集合なので、仕事の昼休みや家で髪を乾かす時などにちょこちょこ読み進めている。 今年の後半の目標は「コツコツの威力を知る」なので、その実践として丁度いいと思う。今年の終わり頃、どれくらいまで読

        • 徹夜の思い出

          日曜日の夜になるとどうしていいか分からなくなる。 思いっきり遊び呆けて次の日の仕事に響かせるわけにもいかないし、かと言って仕事の気分を始めてしまうのも損な気がする。そもそも次の日の予定や睡眠時間を犠牲にしてまでやりたいことが、今の私にはない。 なので、そういう気持ちの置き所がわからない時は文章を書くことにした。 徹夜。私は徹夜ができない。 いや、徹夜をしてみることは出来るんだけど、次の日頑張れない。24時間以上の稼働が不可能である。 友人の中には今でも徹夜ができる人がい

        「依存症とアナーカ・フェミニズム」2023年6月18日の読書

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        • 読んでる本のこと一気に話す
          4本

        記事

          ネロについて話そう

          好きなものについて書こうと思う。 最近、好きなものが目の前にあっても「好きだったっけ?」と他人事のように思ってしまうことが続いていて、なんとなくこれは精神的に良くない状態の前触れというか、はじまりというかだな、という気持ちがあった。 なのでその状態を打破するべく、好きなものを一つづつ確認しようと思う。一つ目は、ネロだ。 ネロは私が今1番熱心にやっているソーシャルゲーム「魔法使いの約束」のキャラクターである。 ゲームには主に21人のキャラクターが登場するが、私は基本的に全

          ネロについて話そう

          「新生活、雑誌と依存症」2023年6月4日の読書

          生活が変わって余暇時間が増えたので、本を読むことにした。 好きな本を読めるカフェ「fuzkue」の読書日記が好きなので、それの真似をして読んでいる本を写真に撮って日記を書く方法を試してみる。この方法だと読みかけの本についても書けるので、読み終わった本しか書けない時のモヤモヤが無くて良い。 仕事帰りにコンビニに寄ったら久しぶりに雑誌を読みたいなという気持ちになり、しいたけ占いとGINZAのスニーカー特集を買った。自分の中で雑誌は本の中でも開かれた本という位置付けになっていて、

          「新生活、雑誌と依存症」2023年6月4日の読書

          【文フリ再掲4】その3 まほやくの香水を買った話

          この文章は2022年11月の文学フリマで頒布した友人との合作同人誌に、丸野まる名義で掲載した文章です。4回目の文フリでは、「些細な好きも大切にする」が裏テーマです。今回はいつもより長めに書いたので、いくつかの記事に分割して掲載します。もしよければ読んでみてください。  推しと香りの話  私が愛してやまないアプリゲーム、『魔法使いの約束』の公式グッズとして香水が発売されたので、購入した。そのことについて話したい。  魔法使いの約束、通称「まほやく」は昨年の11月にリリース

          【文フリ再掲4】その3 まほやくの香水を買った話

          【文フリ再掲4】その2 skyの話

          この文章は2022年11月の文学フリマで頒布した友人との合作同人誌に、丸野まる名義で掲載した文章です。4回目の文フリでは、「些細な好きも大切にする」が裏テーマです。今回はいつもより長めに書いたので、いくつかの記事に分割して掲載します。もしよければ読んでみてください。  手をつないで空を飛んで  『sky(スカイ)』というゲームにハマって半年くらい遊んでいる。スマホやNintendo Switchで遊べる無料のゲームで、プレイヤーは「星の子」と呼ばれる妖精のようなアバターを

          【文フリ再掲4】その2 skyの話

          【文フリ再掲4】その1 前置き、星占い、ハロウィン、本の形

          この文章は2022年11月の文学フリマで頒布した友人との合作同人誌に、丸野まる名義で掲載した文章です。4回目の文フリでは、「些細な好きも大切にする」が裏テーマです。今回はいつもより長めに書いたので、いくつかの記事に分割して掲載します。もしよければ読んでみてください。  お気に入りと概念の棚(前置き)  毎回この文章(文フリの同人誌に載せる文章)では、好きなものについて書いている。好きなゲーム、好きな本、好きなYouTuber。好きなものについて書くたびに、すごく楽しいと思

          【文フリ再掲4】その1 前置き、星占い、ハロウィン、本の形

          【文フリ再掲3】食い込む生活

           この文章は2022年5月の文学フリマで頒布した友人との合作同人誌に、丸野まる名義で掲載した文章です。3回目の文フリでは、読書のことから離れて、好きなYoutuberやゲームについて書きました。「好きなことを真っすぐ好きだと書く」が裏テーマです。もしよければ読んでみてください。     この原稿を書いている今は3月である。昔から3月は苦手だ。この時期は焦ってしまう。目の前の仕事や将来の不安で頭がいっぱいで、移動も素早くしないといけない気がして、急ぎの用がなくても速足で歩いて

          【文フリ再掲3】食い込む生活

          【文フリ再掲2】読めない間の読書について

           この文章は2021年11月の文学フリマで頒布した友人との合作同人誌に、丸野まる名義で掲載した文章です。前回の文フリよりも、こわばりがない感じの文章になりました。もしよければ読んでみてください。     私の趣味は読書だ。読書が好きなので、家には大量の積読本がある。 自粛期間が始まったばかりの頃、私はこれを機に家で本をどんどん読んで、積読を消化するぞ、と考えていた。  しかし、自粛生活が長引くにつれ、だんだん本が読めなくなってきた。本の内容に集中できず、10分も読めば読書に

          【文フリ再掲2】読めない間の読書について

          【文フリ再掲1】読書日記 本のある雑なくらし

           この文章は2021年5月の文学フリマで頒布した友人との合作同人誌に丸野まる名義で掲載した文章です。初めてのエッセイでガチガチ感が否めませんが、自分の書きたいことを書けたと思います。  もしよければ読んでみてください。   0.雑なくらし    私の趣味は読書です。趣味で読んでいるだけで、知識が豊富なわけでもずば抜けた思考力があるわけでもありません。ギターが趣味、ランニングが趣味、日曜大工が趣味というのと同じように、読書が趣味なだけです。  読む時は1か月に10冊くらい、

          【文フリ再掲1】読書日記 本のある雑なくらし

          6月読んだ本まとめ

          月が変わったので読んだ本を振り返ります。 ・『ブルーピリオド』①〜⑩山口つばさ ・『英霊剣豪七番勝負』②渡れい、TYPEMOON ・『終末のワルキューレ』②アジチカ、梅村真也、フクイタクミ ・『強運の持ち主』瀬尾まいこ ・『ライカの星』吉田真百合 ・『トーベ・ヤンソン短編集』 冨原眞弓 編訳 ・『短編画廊』 ・『白い病』カレル・チャペック、阿部賢一訳 うっかり本屋さんに行ったら物欲ビッグバン(B・B・B)が起こってしまい、買いまくった本を読みまくった感じだった。 ブルーピ

          6月読んだ本まとめ

          怖すぎ妖怪ハンター

          最近諸星大二郎の漫画『妖怪ハンター 地の巻』を再読した。妖怪の種類だったり舞台設定だったりで巻が分かれていて、他に「水の巻」と「天の巻」がある。 全部読んだけど1番好きなのが地の巻なのでそれだけ手元に残している。 私が諸星大二郎の作品を初めて読んだのは2年くらい前で、それまでは水木しげる、楳図かずおと並んで「怪異の物語を描く漫画家」として認識していた。 最初に読んだのが「地の巻」で、だから私にとって諸星大次郎といえば地の巻、妖怪ハンターといえば地の巻みたいな刷り込みがある

          怖すぎ妖怪ハンター

          白い病

          カレルチャペックの『白い病』を読んだ。 戯曲で短いのでサラッと読める。 「コロナ禍にリンクした本」ということで書店に置かれていて「おっ」と思った。さらに作者がカレルチャペックとのことで「おおっ」と思って買った。 カレルチャペックは紅茶屋さんとして名が知れてるけど「ロボット」という言葉を生み出したりした人。その人が書く「白い病」が流行する世界。読みたい。 第二次世界大戦直前のヨーロッパが舞台で、「白い」病というのは「黒死病」と呼ばれたペストのカウンターなんだけど、その病気の

          『ブルーピリオド』に殴られてしまった話

          最近、漫画『ブルーピリオド』を一気読み読みしました。 主人公が絵の経験ゼロの高校2年生から芸大最難関の絵画科合格を目指す話。 読む前から覚悟してたけど、殴られた。やっぱり殴られた。 殴られるのが怖いので、読みたいと思いつつも遠巻きに見ていたのに、この前有給を取ったときにうっかり本屋で一巻を買ってしまい、まんまと殴られ、同じ日に最新刊までKindleで揃えてしまってボコボコにされました。 同じ美大の受験を扱った東村アキコの『かくかくしかじか』を読んだ時も殴られたので、殴られ

          『ブルーピリオド』に殴られてしまった話