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プリンは走り出したら止まらない

前回の終わりがこうだった。
「これは、世の中に対する、プリンを武器にしたレジスタンスの始まりであった」


具体的にどんなことをするかというと、プリンを100日間連続で食べ続けてnoteとfacebookに更新していく作戦だ。

東京ならば100種類のプリンなんてすぐに見つけられるだろうが、問題はここは地方にあるお米の国。果たして100種類もプリンは存在するのか?

根拠なく確か、適当に試算したのがざっくりこんな感じ(だったような)。
・スーパーやコンビニで60種類
・ケーキ屋さん10種類
・プリンっぽいもの10種類
・お取り寄せ10種類
・最後足りなかったら手作りを混ぜる

ケーキ屋さんにいくとプリン一個だけ買って帰ってくるのは心苦しい=色々買うと費用が笑えない、パンデミック禍で運送業の人たちも槍玉に上げられたりしていたから、極力お取り寄せもしない方向で…とは思っていた。

さて、そもそもなぜプリンだったのか?

あの黄色くてプルプルで甘くてまあるい感じが“平和”な存在に思えたから。パンデミック禍で心が荒んでも、プリンを見た誰かの心がコンマ1秒は和むんじゃないかと思ったから、タイムラインに流したくなった。それだけ。
今分析すると、その世の中に漂う閉塞感への反抗心と、パンデミック禍で少し空いた時間と心の隙間に、何かをしたかったんだと思う。

よく「ヨーグルトとかゼリーでも良かったんじゃない?」と言われたが、それも考えたけど、ヨーグルトの違いを100書き分けられる自信はなかった。種類集められるかも微妙だったし。プリンの方が「ケーキ屋」という選択肢がある分有利だった。

またちょうどイタリアンプリンが流行り始めた頃で、コンビニ3社のイタリアンプリンを食べ比べて「意外と違いがあるもんだな」と思ったとか、複合的な理由の重なりもあった。

ちなみに元々「プリンが特別好き」というわけではない。好きだけど、他にもある「好きなお菓子群」の一つだった。

そこから100日後…というか100日の間にこんなにもドラマが生まれるとは、夢にも思わなかった。とにかくプリンのポテンシャルはすごかった。すごいぞプリン。人類はもっとプリンに注目した方がいいと思う。

そんなこんな。
時は2020年4月16日。
かくして、「プリン100日チャレンジ」の火蓋は、王道中の王道「プッチンプリン」によって切って落とされた。

それではまた来週。
次回「王道中の王道なのに、全然王道じゃない不思議」で会いましょう。

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