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情報化の波に飲まれたお尋ねプリン

2020年春、プリンに目覚めた私は美味しいプリンを広く探し始めた。目指すべく至高のプリン探し。

※ここ1年くらいプリンブームというかプリンの地位が高まりを感じているのだけど、当時はまだまだで、こんなにカフェで出されたり、高級プリンが一般化はしていなかった。「プリン専門店を地元でやりたい」なんて話をしても現実味がなかったけど、今や続々誕生している。なので当時の「至高のプリン」は多様化した高級プリンを前提としていない。

コロナ禍なので、都内に食べにいくことはできない。でも知っておきたいし、いずれコロナが終わったらプリン旅をしたいと思い、いろいろググっている中で、手が止まったプリンがあった。

プリンの上に美しくラグビーボール状に型取られている生クリームがポン。

※イメージです

そう、今ものすごく一般化されているけど、当時では斬新なスタイル。
ものすごい研究を重ねた末に辿り着いた形だと、こだわりが書かれていた(確か作った人ではなく食べた人のnoteだった気がする…で作った人は、かなりの経歴の方だった記憶)。

その時、私の胸にはこれが最強プリンであり、憧れプリンだと刻まれた。

場所はぼんやり渋谷の東急プラザの近くとだけ記憶した。

「コロナが明けて行けるようになったら、またこの記事を見つければいい。こんな珍しいスタイルのプリンだもん、すぐ分かるさ」

…まさかこんなにプリンが流行って、こんなにラグビーボール生クリームが一般化するなんて…。。。。。

2023年春、コロナは明けたが、憧れプリンは情報化の波に飲まれ、ネットの海の中で行方不明のお尋ねプリンになってしまった。。。。いつか食べに行きたい…。

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