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中学での入院

彼女は中学で長期入院をしたとありますが、何年生のいつから入院したのかという記述はなく、退院したのは中学3年にもうすぐなる頃とあります。大体、1年くらいなのかな?と想像させるような書き方ですが、病名や治療方法などはありません。内臓系や怪我なら、特に隠すような事でもないのかな?と思います。そうなると精神的な事なのか?このくらいの年頃だと、自律神経系の病気から不登校になるお子さんは、結構いると思います。彼女はレイプ被害者としてメディアに出てきたわけですが、その叩き台となる本に、なぜこの時の病名を書かなかったのでしょう?そういった苦難からサバイバーした事は、今の時代は誇れる材料として、彼女には自身の魅力、武器としてなり得る事であったかと思うのですが同じ病気で苦しんでいる人や、やはり学校を長期で休まざるを得なくなっているお子さんや親御さんにも共感を得られたでしょう。退院後の彼女は自分が生きていた世界はいかにちっぽけだったかと思い至り、誰も知らない場所で、自分の可能性を試す事を夢に描いたとあるので、体調はすっかり良くなったのでしょう。(ていうか、退院してからの論理の飛躍が凄い。)しかし、学校は不登校のままのようです。高校への進学もどうでもいいとまで、書いています。で、海外だ!とアメリカのカンザス州へと留学する事になるわけですが終始、本から伝わってくるメッセージは、いかに自分が他の子供達とは違っていたか、特別な存在であったかという自己顕示欲の強さです。中学生で長期入院は、学校に行けない辛さ、勉強が遅れてしまうなど、不安や心配の方が強いと思うのですが、彼女はそういった状況になった自分自身すら、なんだか特別な自分に酔っているかのようです。院内学級で学ぶ友達には、決められた線からはみ出さないように必死になっている生徒なんて1人もいなかった。とありますが、なぜそう言い切れるのか?中には早く学校に戻りたいと思うお子さんもいたでしょう。普通に学校へ通う事が、彼女には、決められた線からはみ出さないように必死になっていると思えた?ゆたぽんか?そう考えると、やっぱり不登校だったんじゃね?と。別に不登校を責める事ではありません。今は不登校から引きこもりになってしまう8050問題が社会問題とまでなっています。学校をドロップアウトしかけた彼女が、その辺りをもう少し踏み込んで書いていたら、印象も違った気がするのですが。結果的に彼女は海外留学するまでに、立ち直ったわけですし。

で、その時の病名も明かされない病気は完治したんですかね?

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