東洋医学を愛する鍼灸師mary

野口英世を目指したはずの(笑)元理系女が、大学では魚の感染症の研究し、東洋医学の世界へ…

東洋医学を愛する鍼灸師mary

野口英世を目指したはずの(笑)元理系女が、大学では魚の感染症の研究し、東洋医学の世界へ。  科学的根拠のないものを馬鹿にしていた鍼灸師が、臨床家として毎日奮闘している中で、東洋医学の素晴らしさに目覚めて世界が広がった話を綴っています。これを読んだ人も世界が広がりますように。

最近の記事

その不調、更年期のせいではなく、無理をしているから。

更年期って、いろんなことが起こります ホルモンバランスが崩れて 自律神経の乱れを整えるだけで体は精一杯で 外環境に対応する力がなくなって 様々な不調があらわれる・・・ つまり、多分、更年期は 自分をごまかせるだけの 体力とパワーがなくなるから、 若いときは、 ちょっとしんどいなーー やりたくないなー でも、私が我慢すれば 面倒なことはおこらないから、 無理やり頑張るかーーーー そんなとき、 人から大丈夫?と聞かれて 大丈夫!!と笑顔で答えてしまう これが、余分な体力と

    • 偏頭痛は体と頭の活動のアンバランス。そんな時どうする?

      先日、久々に偏頭痛発作を起こしました 原因は仕事で緊張しながらPCを見つめていたから 頭はフル回転で、湯気が出そうなくらい活動しているのに 体はじーーーと不動状態。 どんどん、血が頭にのぼって・・・ 見事に、偏頭痛になりました(笑) これ、事務仕事されている人はよくありますよね。 体はじっと動かないのに、頭はフル回転 頭にばかり血が集まる そこで、やめれればいいけど、、、 頭が疲れてきたからと、 もっと頭を働かせたくて コーヒーやチョコレート、エナジードリンクを多飲する

      • 首をかしげながら帰る患者さま

        人間の行動は、無意識90%以上(細かな数字は諸説あり)意識している部分は、たった10%程度だそうです。 意識が無意識を支配していると、つい人間は考えがちですが、実は無意識が意識を支配しています 例えば、匂いを嗅いで、好きか嫌いかを鑑別する時間は秒単位。 そこに意識の入る隙間はないのです でも、意識は負けず嫌い、不合理なことは許せないらしく なんかもっともらしい正当化した理由をつけるそうです これはオジサンくさいから嫌いと(笑) でも、きっとそれは自分に合わないから嫌いと

        • 医師の不養生とはこのこと

          わたくし、ぎっくり腰をしました 私の趣味はボディーボードなのですが 実は、9月ごろ、海で腰を痛めて (波にもまれて、一本背負いになり、頭から砂浜に( ノД`)シクシク…) でも、ここは鍼灸師のはしくれ 治療して、動けるようになりました この後、私、患者さんには、 痛くなくなったからといって、動かないように!! (ストレッチは大丈夫。ここでは仕事のこと) と、きつく指導します 痛みは、それ以上、周辺の筋が傷つかないように 動きを止めるために、痛みを起こしている。 と

        その不調、更年期のせいではなく、無理をしているから。

          鍼灸のはりって、薬でも塗っているの?

          よく鍼灸ってなんで効くの? 薬でも塗ってるの?? と聞かれることがあります なぜ効くのか? 色々と研究され、いろんな学説が証明されてきました。 が、まだまだ、「これ!」っと一言で言い切れないので。 科学的根拠がないと言われてしまいます。 が、治る事実はある。 鍼灸師自体も、自分の痛みは鍼灸を使います。 だって効くから(^^♪ 先日、オンラインの鍼灸の勉強会受けていると 受講者の先生が、頭に鍼を刺しながら 勉強されていて笑えました。 気持ちはわかります。 勉強して、疲れた

          鍼灸のはりって、薬でも塗っているの?

          風邪の発熱時は熱を出すことに全力をそそぎましょう!

          最近、当院の周りでもインフルエンザ罹患の情報をちらほら聞くので、風邪の熱について、書かせてください(^^♪ 風邪の熱は、自分で作っている熱 ウイルスや細菌が作っている熱ではありません。 ウイルスや細菌にとって、むしろ敵! 多くの風邪の原因となるウイルスや細菌の最適環境温度は37℃程度 体内環境が38℃や39℃になってしまうと、生きていけなくなります ので、熱が出なくてしんどかったというのは大正解(*´▽`*) 体温が上がらないとウイルスや細菌は居心地の良い環境で のびの

          風邪の発熱時は熱を出すことに全力をそそぎましょう!

          自分の体は自分ではわからない

          以前、ある方から聞いた話で、ハッとさせられました その方は、ロードバイクというのか、琵琶湖を一周したり 1日70Km以上も自転車で走ることを趣味とされている方で 必ず、自分の心拍や血圧、呼吸数などを客観的に見ながら 走るそうです 単なる趣味だし、必ず走る必要もないのだから、 しんどかったら、休めばいい そんな身体のバイタルなんて、自分で感じればよいのではと疑問に思い 質問してみました すると、自分が快調!!と機嫌よく走っていても、 自分のバイタルは悲鳴をあげていることがよ

          自分の体は自分ではわからない

          体は温めればいいというものではない!

          体を冷やすな!温めろ!とよく言いますが。。。 全員が身体を温めれば温めるほど、身体にいいわけではなく 全員が身体を冷やせば、しんどくなるわけではありません 人間の活動の大部分は、体内の酵素(体内で起こる化学反応を助けるタンパク質で、消化・吸収・代謝などの化学反応を促進するもの)の働きに左右されます この酵素が働くには、最適温度があります。それが大体37℃前後 そのためにわきの下で測る体温が36.5℃~37.2℃の間くらいでいることが理想です。 この温度帯より、高くても低く

          体は温めればいいというものではない!

          悪い自分を出していこう!!

          今日は哲学的な話 私が東洋医学にはまった理由はたくさんありますが、 一番は陰陽学説 世の中すべてが陰と陽に分かれている 陰だけ、陽だけのものは存在しない そんなのはうそだ!と反対意見を出そうとすればするほど 陰陽説の正しさを思い知らされました 光は闇がないと存在しない そんなの嘘だ!光は光だ!! でも、闇がないと光と感じないのでは??? 確かに。。。昼間に電気をつけても、光を感じない。。。 不幸がないと幸福は存在しない 幸福なときに、不幸があるなんて、ありえない 幸福

          悪い自分を出していこう!!

          下痢は悪者ではない!

          漢方でよくする手法! 下痢で治す!! 西洋医学を信じてきた現代人には、うそだろ!!と思うような治療法 だって、下痢は病気でしょ?下痢したらだめでしょ?? と固定観念があるので、 これだから、漢方は信じられないと言われそうです(笑) でも、なぜ、下痢はよくないのでしょうか?? 製薬会社(興和株式会社)のHPから引用すると とのこと。 でも。。。。考えてください 腸の動きが遅くて、なかなか排便されず、腸にガスや便がたくさんたまっていて、苦しい。 となると、食べ物が下に降りない

          胃には炭水化物の消化酵素がない!?

          知ってました?? 胃には、炭水化物を消化する酵素がないってこと!? 実は中学生の理科で習います(たぶん。。。) その意味に気が付いたのは、こんな仕事をしているのに、 学んでから35年経ってから(笑) 昨日、患者様の病態把握のため、調べてたときに気が付いて、 はっとしました 胃にはタンパク質を分解するペプシンという酵素しか分泌されないんです。 ごはんは、胃では消化が良いものではないんです。 炭水化物は、なかなか消化できず、 胃には大きな負担になるんです ご飯は胃では消化のよ

          胃には炭水化物の消化酵素がない!?

          その体調不良、本当に治したいですか?

          施術をしていると、悪化するときがあります。 学校やセミナーでは、 刺激量が強すぎて、身体が疲れてしまう 筋肉をほぐしすぎて、身体の芯が安定せず傷める 生活指導が足りず、同じ様に仕事して傷める が原因と教わります 施術者はせっかく来ていただいて、悪化するなんて そんな悲しいことはないので、 そうならないように細心の注意をはらって施術している なのに・・・ それでもなおかつ、悪化していく人もいる 刺激量が私の考えてたより、多すぎると身体が感じてしまったのか 筋肉が私の考えてい

          その体調不良、本当に治したいですか?

          自律神経系を整える一番の方法は?

          規則正しい生活しましょう! って、何のため?って思いませんか?? 別にすることしてるし、ご飯もたべてるし 睡眠だってとれてるし 規則正しい必要ある??って思いませんか?? それがあるんです!! って、私も最近知りました(笑) 規則正しい生活は、自律神経系を強くするんです 朝は起きて、朝日を浴びて 太陽が高い時間は、動いて 陽が沈めば、眠る このリズムが、自律神経系が交感神経が働くべき場面ではきちんと働いて 交感神経が抑制されて、副交感神経系がきちんと稼働しはじめる この

          自律神経系を整える一番の方法は?

          暦ではもう秋!身体の準備してますか?

          暑い日が続いていますね~ でも、暦の上ではもう、秋。 お盆も明けていきます でも、私たち、意外と暑い暑いと、 夏の始まりと同じようにエアコンを稼働させていませんか? 季節はだんだん秋に向かっています 空気は少しずつ乾燥に向かっています。 夏の始まりの空気とは違います 秋のトラブルの原因の元凶は、肺の乾燥 肺が乾燥すると、 気管支系のトラブルがおこるだけでなく 呼吸によって乾燥した冷気がそのまま体にはいってくるので 内臓や関節が冷えやすくなります また、呼吸で大気の気を取り

          暦ではもう秋!身体の準備してますか?

          夏は笑って、スッキリ!

          夏に熱がこもる人。いませんか? 夏は活動するために準備の整った身体 活動的になるよう、陽気が身体中をめぐっている状態 鍼灸の古典(素問)によると 夏は草木が成長し、万物が茂り、花咲き乱れ、陽気が最高潮に達するとき 適度に運動して発汗し、気分的にも発散できるようにするとよい と書かれています。 体をめぐっている熱を発散できないと、身体に熱がこもってしまいます 一番良いのは、汗をかく運動をすること。 でもね。。。。 この暑さ(-_-)運動なんてしたくない!! じゃあ、朝運

          夏は笑って、スッキリ!

          治りやすい人と治りにくい人の違い

          施術していると、同じ様な状態で、同じ様な施術をしても 治る人と、治らない人がいる この違いは何か! 施術者なら、あるあるだと思います そこを調べた人がいるそうで。 その答えは、 施術される本人自身が、安心安全を感じているかどうかだそうです 施術受ける場所が安心安全ももちろん大事なのですが、 自分の生活環境の中で、安心できる居場所があるかどうか。 が、治りにくさに関わってくるとのこと。 本来人間は、ストレスがあると、逃走闘争本能が働き 怒るか逃げるかして、ストレスを解消し

          治りやすい人と治りにくい人の違い