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マネタイズの罠

【ラジオ体操284日目】
『ニコチンレス生活6日目』

こんにちは。
新しい商品やサービスを企画するのが好きだけど、”どうやって利益を出すのか”ということについては考えるのが好きじゃないので、ボランティア的な仕掛けが多くなってしまうコマリストです。


今日は『それでも利益を追求しない』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんは新しい企画を任されたり、ビジネスを始めようと考えたことがあるでしょうか。


どれだけ目新しいアイデアであっても、基本的には長い歴史の中で誰かが挑戦して失敗したものであるという前提を持たなければいけないというセオリーみたいなものもありますが、思いついた本人からしたら『世界で俺だけが気づいた』みたいな気持ちになりますよね。


あ、別に目新しいものでなくてもいいんですが、私が新しいことを企画する際には、他社のサービスはあまり参考にしません。


とりあえず思いつくままに全体を設計してみる。で、第三者レビューの段階で、”○○みたいなサービスだね”と言ってもらったら、○○を調べてみる。


ただ、私が考えるものって、毎回一つ大きな視点が欠けているんです。


今日は新しいことを企画する場合に、見落としてはいけないポイントであり、意識しすぎるとおもろくなくなるマネタイズの二律背反のお話です。


何かしらのビジネスをしていたり、プロジェクトの企画を任された経験のある方なら共感して頂けるかもしれません。

冷静と情熱の間に

さて、まずは押さえておきたい人間の特性から。新しいことを始めようとする時、大きく分けると2種類のタイプに分かれます。


それが『パッション型』と『クレバー型』


パッション型は、○○を救いたい!とか、○○に熱狂したい!といった情熱が先行するタイプ。


クレバー型は、××というニーズがあるから、この市場に対して△△というサービスを提供することでXX円の収益を生んで・・のように、冷静に分析してから進めていくタイプ。


どちらの方が良いとかいうものではなく、成功する確率はどちらも低いところで同じくらいの水準だと思います。


これまで見てきた経験則ですが、最も成功確率が高い組み合わせは、リーダーが『パッション型』で、メンバーが『クレバー型』というもの。


しかも、クレバー型のメンバーはリーダーに対して忖度せずに否定も肯定もハッキリと伝えられる関係であること。


絶対的なものではないですが、リーダーに情熱がなければ、壁にぶつかった時にプロジェクトが頓挫してしまう可能性が高いので、賢いリーダーよりも暑苦しいリーダーの方が諦めが悪い分、成功しやすいと思います。
#失敗した時の損失も大きい


ちなみに、あくまで人の特性なので、自分がクレバー型だからリーダーに向いてないとか悲観する必要はないです。


というのも、もともとクレバー型の資質を持っている人が、情熱的になったパターンが最強だから。


ただこんな2種類の気質があるよ~ということを知ったうえで、続きを楽しんでほしいんです。

マネタイズの重要性

さて、今日はここからが本題です。
相変わらず、前段が長くて申し訳ないです。


私が新しいものを企画している時、他人からよく言われる言葉があります。


それは、
”マネタイズはどうするの?”


簡単に言えば、それは儲かるのか?ということを聞かれます。


この質問、結構回答に困るんです。儲かるために考えているわけじゃないというきれいごとのような話を真剣にしたところで信用されない。


そもそも、ビジネスである以上、価値の提供と同時に収益を生む仕組みの部分を考えるのは基本中の基本です。


そんなことは、分かってるんです。


でもさ、”マネタイズ”について考え始めた瞬間に、アイデアは縮小を開始して、現実的(できそう)な企画に収まってしまうじゃん。


そんなの全然面白くないじゃん。


こっちが面白くないと思うものに、お客さんが熱狂できるわけないじゃん。。


儲からなくたって、おもしろかったら良いと本気で思う。


SDGsが叫ばれている時代に、新たな商品・サービスの企画段階で、儲けについて考えないことは悪なのかもしれません。


あ、念のためですが、SDGsって地球に優しい活動だったり、弱者救済みたいなイメージがあるので、儲けちゃダメみたいに思ってる人もいるかもしれませんが、それは勘違いです。


SDGsとは『持続可能』がキーワードになっている世界的な目標です。つまり、サービス提供者がサービスを継続するために、生活するために『資金』が必要になるのは当たり前のことなので、持続するために儲けについても考えるのが必須。


余談でした。
そんなSDGs時代において、サービスを継続できなくなる可能性がある『マネタイズを考えない』という行為は悪かもしれないという意味です。


”お金なんて後からついてくる”


多くの成功者は、こんな風に言います。
これが真実だとしても、私はきれいごとだと思ってます。


”ついてくる”っていつ?
その時まで生きていられるの?


これが、現実。


そこまで理解しているし、きれいごとを言うつもりもない。その上で、マネタイズなんて考えてたら、面白くないモノしかできないと本気で思っています。


世の中には専門家的な人がたくさんいて、成功したビジネスを分析しては、これは消費者のウォンツに的確に答えていたとか、時代背景にあっていたとか、広告戦略が良かったとか、後付けで、さもありがちな成功要因を並べています。


私が学んだMBAもそんな感じ。


でもさ、現実ってそんな甘くないんじゃない?
成功要因なんてクソくらえです。要は、上手くいくまで這ってでも諦めずにやり続けることができるかが重要。


魔法なんてない。
裏技なんてない。


企画段階で『マネタイズ』なんて考えて、小さく収まってたら、いずれ来る大きな壁を乗り越えるだけの情熱が足りなくなる。


バカでいいじゃん。自分は得しなくていいじゃん。面白かったら。


何だか、熱くなってしまいました。
要は、儲けることばかり考えてたら、本当に価値のあるモノにたどり着けなくなる可能性が高いから気を付けましょうということです。


何かの参考になったら嬉しいです。

じゃ、またね!

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