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農業初心者コマリスト<421/1000>

【ラジオ体操723日目】
【ニコチンレス生活444日目】

こんばんは。
アジアで大人が最も学ばない国日本において、今年最初の学びの時間として、土日の仕事を返上して丸2日間の研修を受講している自分に酔っているコマリストです。


今日は『知らない世界の触れるのは本当に楽しい』というテーマで書いていきたいと思います。


アクアポニックスという言葉を聞いたことがある人はいるでしょうか?


これは、私が取引先と連携して、新たに始める農場で導入している環境に優しい最先端の農法です。


魚の養殖と野菜の栽培を同時に行うことで、施設内に生態系を構築し、環境負荷を極限まで減らした形で野菜と魚を育てるというもの。


国に認可はされていないものの、農薬はもちろん一切の養液を使用しないので、究極の有機栽培といえます。


とはいえ、私も最近知ったばかりで、農業も養殖も未経験なので、1から学ぶために研修を受講しているわけですが・・。


今日は、知りたいことを深堀りする学びも楽しいけれど、未知の世界を知る学びは最高に楽しいというお話です。


若者の就農者が増えている理由が、少しずつ分かってきた気がしています。

アクアポニックスの世界

水耕野菜

さて、今日と明日の2日間かけて1から学んでいるアクアポニックスという農法は、学べば学ぶほど可能性の塊だということが分かります。


日本ではあまり浸透していませんが、2、3年ほど前から一部の詳しい方々から注目されるようになり、今ではテレビでも何度も取り上げられるほどになっているとか。
#問い合わせも増えている


アメリカで生み出された農法で、世界ではかなり有名な農法らしい。
#文献は
#英語ばかり


超簡単に説明すると、
魚が出す排泄物を微生物が分解して栄養分を作り出し、その栄養分を野菜が吸収して成長する。


野菜に栄養分を吸収された水は植物のフィルタ機能によってきれいな水に戻るので、魚の水槽にそのまま戻すことが出来る。


野菜の水耕栽培と魚の養殖が”同じ水”を使って行われることで、自然界に当たり前に存在している『生態系』が形成されて、野菜が成長していくという仕組みです。


同じ金額で野菜を育てた場合、野菜単体でも2倍以上の生産能力を実現するので、作り手にとっての生産性も飛躍的に向上する。


さらに節水、肥料効率、エネルギー節約、脱炭素の効果が確認されているので、環境に優しくてコストも抑えられる。


地球に優しい未来の農業と言えると思います。


しかも、出来上がった野菜のビタミンも通常の土工野菜や水耕野菜よりも豊富になるとか。
#事例が足りない
#正式に認可はされてないけど


どうしてこれまで採用されてこなかったのか不思議でなりません。


私は普段、企業に対してSDGsに真剣に取り組むことで企業の収益も人材のモチベーションも高まるということ伝えつつ、そのやり方を具体的にお伝えしています。
#まだまだだけど


この農法はSDGsそのものなので、これから先SDGs関連で関わる企業さんには、私が運営することになる農場で実際に地球のことを考え、体験をしてもらうのが良いのかもしれないなと考えたりしています。

優しすぎる農業の世界

農家さん

さて、私にとって初めてとなる農業ビジネスですが、すでにこの業界のことを好きになりつつあります。
#というより
#好きになってる


以前もnoteに書いたことがありますが、農業の住人はホントに素敵な人ばかりなんです。


普段の仕事では、商工業の世界で、他社との比較の中でどう輝くかということを意識しています。


ところが農業の世界では、他者と比較してどうかという視点はほとんど感じられません。
#もちろん
#そんな人もいるだろうけど


もちろん販売を担う業者は商業なので、私がこれまで関わってきた業界と同じく差別化を意識していると思います。


ところが、生産者の視点で業界の中の人とコミュニケーションをとると、同じ品目を扱っている生産者でも、自身の経験や培ってきたものを惜しげも無くシェアしてくれる


シェアの後には、業界の中に長くいると新しいことに挑戦しなくなるから、もっと良い方法を見つけたらぜひ教えて欲しいと言ってくれる。
#ど素人の私に
#優しすぎる


私が出会った人は、他人と比べてどうかという視点よりも、より多くの収穫物を、より美味しく生産するために頑張るという視点を持った人ばかり。


全くの畑違いで、本当に右も左も分からない私に、わざわざ時間を使って協力してくれる人ばかり。


最近の教育では、他人と競うことを良しとしておらず、『みんな一緒に』みたいな風潮があります。


そんな教育の元で育てられた若い世代にとって、競争のない世界は魅力的に写るのかもしれません。


最近、就農する若者が増えているのは、全国的に自治体が若者の就農に力を入れていることの成果だけでなく、農業そのもののに魅力を感じているのかも。


本日の農業研修に参加していた人は、20代~40代の男女。


その全員が可能性しかない農法にワクワクしながらも、自分の持っている知識をシェアしようという人ばかりでした。


全く知らない世界のことを学ぶという楽しさと、素敵な人ばかりがいる農業の世界について知ることは、学びの時間を短く感じさせてくれます


今日と明日で10時間以上という長丁場ですが、楽しんで学びつつ、自分の農場で色んな実験をしていこうと思いまーす。
#日本最大級
#アクアポニックス農場


知らない世界の学び、ぜひ飛び込んでみて下さい。

じゃ、またね~!

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