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手を抜いた方が得なの?〈10/1000〉

【ラジオ体操315日】
『ニコチンレス生活36日目』

こんばんは。
サラリーマン時代には、とにかく残業をしたくないという一心で、スケジュール管理とタイムマネジメントに注力していたことが、現在に活かされているコマリストです。


今日は『頑張っている人が損する仕組みなど無い方が良い』というテーマで書いていきたいと思います。


みなさんは、一日の仕事の中で何時間くらい集中することが出来ているでしょうか?


そんなこと考えたことも無い!
という人も多いかもしれません。


よく、人間の集中力は最大でも1時間程度なんて言われたりします。


ですが、8時間の勤務をしているとして、1時間以上集中してるような気がしませんか?
#気持ち的には6時間くらい


実際の時間は人によって差があると思いますが、恐らく勤務時間中途切れることなく集中出来ているという人は少ないと思います。


これを踏まえて、読んでみて下さい。


今日は、実際にある会社に残っている、モチベーションを下げる仕組みのお話です。

間違った依頼

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つい先程、愚痴に近いような話として、こんな相談がありました。


相談者は、特定地域では優良企業として有名な中堅企業で働くKさん。


Kさんは15名程度が所属する部署の中で、圧倒的に生産性が高く、同じ仕事をしている人の1.5~2倍近い仕事をこなす”出来る人”です。


けれど、この会社には昔ながらの「残業する社員=忠誠心の高い社員」という考え方が色濃く残っています。


そして、Kさんは残業がとても嫌いな方。


決して遊びたいとか、自分の予定を優先したいとかそういう不純な理由ではありません。
#のはず


同じ仕事量を定時で終わらせることが正義だと考えていて、残業を無駄なコストだと捉えているだけ。


そんなKさんの上司から部署の朝礼で、伝えられた依頼事項がこんな感じ。


それぞれ、事情があることは理解していますが、早く仕事を終わらせても定時で帰るのではなく、15分でもいいから残って欲しい。


さすが、残業を正義とする会社ですw


”どー思います?”
半分諦めたような声で語られた内容に、正直笑ってしまいました(笑)


こんな環境では、時間内に仕事を終わらせるように頑張っている社員のモチベーションが下がるのは目に見えています。


ゆっくり仕事を進め、残業した社員が高く評価され、その社員の倍近い仕事量を時間内に終わらせるKさんの評価が低くなる。


言葉を選ばずに言ってしまいます。
ホントにクソですね(^_^;)


まさしく働き方改革と逆行する腐敗した考え方に、悩まされるKさんが気の毒でなりませんでした。

生産性の可視化

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さて、他人事として読んでみると、いかにも酷いと感じてしまいそうな評価の仕組みと文化です。


けれど、こういった評価の手法や実態は、他の会社にもありふれていると思います。


働いた時間=生み出した価値


時給で働いている従業員からすると、こんな錯覚をしてしまいそうですが、これは間違った認識です。


10の仕事を8時間でこなす社員と、3時間でこなす社員のどちらが生産性が高いかを考えれば一目瞭然ですよね。


もちろん、仕事のスピードには個人差があるものです。


ですが、自分自身の仕事のスピードや能力をしっかり把握して、与えられた仕事を決められた時間内でこなすにはどうしたらいいかを考える。


これ、社員として雇用されている側の最低限のマナーだと思います。


そして、管理者としての役割は、個人ごとに異なる能力を数値化して把握すると同時に、取り組む仕事の基準時間を可視化して示すこと。


さらに、個人ごとに異なる能力を8割発揮すれば定時で終わるような仕事の振り方をする。


常に10割の仕事ができる人はほとんどいないですからね。。


こうやって仕事を分担した上で、「早く終わった社員」を高く評価する。


これなら、働く社員のモチベーションは維持されるし、頑張った社員がちゃんと報われる仕組みになる。


Kさんの会社でも、管理するための数字は把握出来ているそうです。


せっかくなら、この数字を社員のモチベーションをあげることに活用して欲しいものです。

じゃ、またね!

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