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【読書メーターまとめ】2023年11月に読んだ本

 読書メーターまとめを月次でnoteで振り返るようになって、1年になる。記念となる12回目の「読書メーターまとめ」であるが、11月は、その1年間の中で最低の読書量であったが、なかなか中身は濃かったと考えている。

2023年11月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:813ページ

https://bookmeter.com/users/1268958/summary/monthly/2023/11


■働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

読了日:11月16日 著者:金井 壽宏

読書会の課題本として手に取る。20年前の本であるが、全般的には、今だからこそ本書で提唱するキャリア・デザインの重要性は増していると感じた。人生の節目にはじっくりとキャリアをデザインし、あとは、流れにドリフトされる。偶然こそ成長の機会と考える。とても納得。人生100年時代、価値観は多様化し、自分らしく生きるためには、節目のデザインは必要。節目の問いは、➀何が得意か?➁何をやりたいか?③何をしていることに意義を感じ、社会に役立っているか?一方で、流れや偶然を楽しむ。「問い」「流される」。これこそ人生の醍醐味。


■シェアド・リーダーシップ-チーム全員の影響力が職場を強くする

読了日:11月18日 著者:石川 淳

誰もが各自の個性や強みを活かすという考え方は、今の時代重要である。誰もがリーダーシップをその人なりに発揮するという事、それはフォロワーシップを誰もが発揮するということ。その為に「分化」(自己効力感・個性を活かしたリーダーシップ・多様性を認める風土)と「統合」(目標の共有化・視点の変化)や信頼が必要というのも納得。「持論」を活かしたリーダーシップというのが、その人の個性や置かれた場所を活かすという意味で重要なこと。そして「理論」こそ「持論」が積もったものであり、「持論」を磨くヒントにという考えに腹落ちした。

■トランジション ――人生の転機を活かすために (フェニックスシリーズ)

読了日:11月26日 著者:ウィリアム・ブリッジズ,William Bridges

トランジション「内的」に変わることであり、「外的」に変わるチェンジと明確に区別する。「終わり」が最初にあって「始まり」に進む。その感覚はよくわかる。何かを手放さないと始められない。ニュートラルゾーンというその間のことが最初捉えきれなかった。著者は空虚と発芽と言い、成長のために必要という。感覚的には理解。そんな時は「早送りと巻き戻しの罠」に気をつけないといけない。きっちり向き合い「終わり」にするのだ。元には戻らない。また、「年をとることは下り坂ではなく、それぞれの人の独自な旅である」という著者の言葉も良い。

最後に:1か月の読書を振り返って

 今月は、キャリアやリーダーシップ論関連の本3冊。読書会の本中心であった。
 節目にキャリア・デザインせよ、あとは、流れにドリフトされるべしと説く、金井先生のキャリア論はそのとおりかなと思う。
 またシェアド・リーダーシップは、自分の中でかなり響いた。各々が自分の持てる力を発揮する。そして、各々が、それを尊重する。これからのあるべき組織・職場のありかたかなと思う。

 


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