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結局解像度の高さが全てじゃないか?


「成長する人としない人の差はどこにあると思いますか?」

この問いを受けた時、僕は
「解像度の高い未来をどれだけ先まで描けているか」
だと答えている。

ちなみにここでいう「解像度の高い未来」とは

×具体的に数字に基づいた、限りなく正解に近い計画を具体的に描く
○もはや妄想に近い、在りたい姿を具体的に描く

このように定義している。


後輩・新卒を育成している時もそうで、
解像度の高い未来を持っている人の方がそうでない人に比べて、

  • 事象→意思決定

  • 決定→行動

  • 反省→アクション(横展開を含む)

これら3つのスピードがとてつもなく早く、
成果につなげている。(ように感じる)

なぜこう思うのか、
3つの観点で考えてみようと思う。


1.力を入れるべきところがわかっているから

当然ながら、未来に対する解像度が高い人は、
「自分がやらないといけないことは何か?」が明らかになっている。

例えば、入社して間もない新卒の子に
「将来どうなりたい?」と聞いた時に、

  1. 月収で言うと〇〇万円稼いで、そのために月に○件の新規案件を獲得して、そのために〇〇のスキルを身につけて、、、
    と言う人

  2. とりあえず仕事を覚えて、やりながら探していきたいと思う
    と言う人

だと、やっぱり前者の方がより早く成長する
(逆に言うと、目標を見つけてあげる1on1をするのが上司の仕事だと思っている)

前者の例で言えば、具体的な目標があるので
そのチャンスが巡って来たときに主体的に取り組むことができる。

また、そのチャンスに対して自分がどうすればよかったのか、
どうすればより低コストでハイパフォーマンスを生み出せるのか

常に目標に対する逆算思考で考えることができるので
無駄の少ない成長曲線を描くことができるのが特徴。



一方で、後者の例では目標が明確でないから、受動的な対応になりやすい。

「〇〇を〜〜までにやっておいて」と言われたときに
自分の目標やその作業の目的と照らし合わせて落とし込むことができないので、
ただ「作業をこなす」だけの時間を作ってしまう。

結果能動的に動ける人に比べて得られるものが少なく、コスパが悪い。

2.周囲に対する影響力が増すから



結論から言うと、目標がちゃんとしている人は
「フォロワー(取り巻き)を獲得しやすい。


人は合理的な生き物ではなく、感情でジャッジすることが多い生き物。

だから目標を設定し、そこに向かって努力しているさまを見せられると人は応援したくなる。

もちろん妬み嫉み、誹謗中傷も同じくらい増えるけど、それに対して助けてくれるのも取り巻きの人達。

そんなフォロワーさんは目標に対するアクションを後押ししてくれる存在になる。

・自分の現状では到達できない領域
・自分の分野ではないけど、必要な知識経験

など、自分が持ち合わせていないものを助けてくれるのは他人なので、結果目標達成に近づくことが出来る。


3.思考が前向きになるから

解像度の高い目標設定ができている人は、思考が前向きであることが多い。

これは、前述の1「やるべきことがハッキリしている」という理由の副産物でもある。

課題に直面した時

・どうやったら出来るだろうか?
・こんなの無理だ、、やっても意味が無い

という気持ちを持つことがある。

これは、自分の現在の能力で対応出来る課題の難易度を超えた場合に起こり得る反応であるが
解像度の高い目標設定ができる人は、「どうやったら出来るだろうか?」という前向きな検討をする人が多い。

理由は簡単で、「課題を解決できないと、目標達成(=自分のなりたい姿に到達)できないから。

目標達成できないことが強烈な自己否定を生み出すので、それに対する逃避行動を取ろうと思うと、
「どうやったら解決できるか?」を
考えるしかない。

結果、目標達成に必要な思考、解決能力が養われてより早く成長することが出来る。


まとめ


目標設定は何をするにも大事。
特に目標がないというのであれば、誰かと話して目標を作ってもらってでも設定するべき。


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