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ビギナーズラックを言語化する

直感と思考の境界線をつかめれば、ビギナーズラックをコントロールできるのではと思っていて、そのためにどういう練習をすればいいか日々試行錯誤しています。

ビギナーズラックとは、初心者が経験者より結果を出しちゃったこと。
偶然の産物と言われますが、誰でも一度は経験できるようなことが果たして本当に偶然なのかと思っています。

説明できるだけの根拠や理由がないだけで、どこかにこれを解説するだけの要因があると信じて生きてきました。

後述しますが、本来は自身の直感を信じることが大切で、知識やノウハウが絶対ではないということが僕の現状の答えです。

僕自身、サイキック整体という名前で活動していますが、がっつり学校に通ったわけでありません。前の職場で基礎は学んだけれどそこから先はほぼ全て独学でした。

自分が「良い」と思ったこと、興味があること、気になった本や勉強会など、自分の直感を使って行動した結果、今の形になることができました。

何かを始めるときに資格や経験が必要な職業が多かったり、未経験から始めるということのハードルが大きい社会に生きていると思っていて、形にするには相応の努力をしないといけないのが当たり前というのが僕にとってとても辛いものでした。

僕自身の性格的にも「中途半端なことはしたくない」「恥をかきたくない」というのがとても強かったので、挑戦するということができなかった。

でも僕が得意なことややりたいことが、世の中にないものだったり、目に見えない分野だったんです。だから0から創造するしかなかった。いや、そもそも「ゼロ」を創ることから始めないといけなかった。

人の目や世間体がすごく気になるので、スピリチュアルやエネルギーの世界に身を置くということの抵抗感がとても強く、思考と身体がバラバラで何がなんだかわかんなくなっていた時期もあります。

もっと現実的で社会的に知られているものが得意だったらどれほど楽かと思ったこともあります。

周囲から変に思われることを気にして既存のことをやったりもしました。
でも、全然続かなかったしとても辛かった。

蓋をして、ないことにし続けてきたけれど、それでも自分のやりたいことは今やっているこの施術だった。

未だにこういうスピリチュアルな分野のことを悪く言う人がたくさんいる。
僕はまだ完全には「自分はこれでいいんだ!」って確信できてないから普通に傷つく。

だって仕方ないやんけ。そう感じてしまうし、気になってしまうんだから。
俺だって普通に強くもみほぐす整体とか、理学療法士とか取って、資格ぶら下げて身体のこと探求したかったよw

でも人って感情とか心とかそういう情緒豊かな特徴があるでしょ?
構造や仕組みを理解して使うのは大事だし俺も重視してるけど、そこだけじゃ語れない要素があるから人間なんじゃないか。

構造がほぼ全人類同じで、やることなすこと全て基礎があるなら、なんでこんなに見た目とか考え方とか違うのさ。見える部分からこれだけ違うってことは、構造じゃなくてもっと奥深くの、身体が形作られる前に刻み込まれる「魂」ってやつの話なんじゃないかって思うでしょーよ。

魂の形や色が軸にあってその器として「ヒト」という生き物の構造がぴったりだった。

どんな願いが込められて「ヒト」が創られたのか知らないけど、身体のコリを通して内側にアクセスして、施術を受けた本人の気づきが生まれた瞬間に、意識と無意識が手を繋ぐんだよ。その瞬間を味わってしまったんだ。

想った通りに身体の形が変わるのを目の前で見ちゃったら、もうこの道進むしかないじゃんか!って泣きそうになりながらアメブロを書いていた時期もある。

いかにパッケージ化された概念や思い込みに晒されているのかと実感する毎日だ。

バイト先は食品関係だから、衛生面の徹底をしている。
至極真っ当なことなのにずっと違和感が拭えなかった。

それは環境から生まれる人の想念の動きのようなもので、コロナだなんだというよりかは、自分が怒られたり疑われたりしたくないからルールを守るというのが軸で運営されてるからのではと気がついた。

働く理由とかそういうところの話ではなくて、自らの保身や恐怖のようなものが軸にあって、そこを原動力に職場のフロアの空気が創られているような感じだった。

そういう環境が悪いと文句をいうよりも、今までそういう空気感であると知らずに自然と馴染んでしまっていたことの驚きの方が強かった。

人は慣れる。良いも悪いも。
こういう違和感を持っていくためにも日頃から感覚を磨く習慣は大切で、その鍵がビギナーズラックにある。

桜井章一さんという、恐ろしく強かった麻雀打ちがいるのですが僕はこの人の本が大好きで、整体のようなものだと思っています。
「ツキの正体」という書籍を引用しつつまとめていきます。

(引用ここから)
私の考えでは初心者の強さは「直感を信じて勝負できる」ことだと思います。
初心者はその競技の定石や最新情報やらという「知識と情報」を持っていません。

だからこそ自分の直感に頼らざるを得ず、場の空気を読むことだけに専念できるのです。余計なことを考えずに本来その人が秘めている「野生の勘」に身を委ねた結果初心者でも大勝ちすることができるのかもしれません。

ところがパチンコでもカードでもその種目に慣れ親しんでくると多くの人は頭でっかちになります。勝てるための対策や情報収集など「勉強」していき、頭の中に知識と常識を詰め込んでいきます。

いわば理性でそのあそびを理解し、学習し、分析し、テクニックで勝とうとします。そうすると感性が十分に機能しなくなっていきます。

せっかく身体で何かを感じても「そんなことはない、データと違うからこの直感は間違いだろう」と知識や常識の方を優先してしまう。自分の身体より頭を優先してしまいます。知識を詰め込むことにより逆に頭が硬直していくこともあるのです。
(引用終わり)

整体という分野の初心者だったからこそ、心との繋がりに興味を持つことができたのかもしれません。仕事として大成したいのはもちろんですが、僕にとって施術を通した身体というのは、一生飽きることのない遊び道具だと思っています。

こんなに面白いことはないと、どこまで行けるのか、たどり着けるのか。
徹底的に追求していった先にどんな世界が見えるのかを、残りの人生全て使って楽しんでいきたいと思います。

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