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売る力がなければ、いいアーティストも売れっ子にはならない。

こんにちは、ナガマサです。

今回は僕が芸能マネージャーをしていた時の話をしようと思います。

僕って3年ほど
某大手音楽プロダクションで
マネージャーの仕事をしていたんですね。

入社して7ヶ月くらいは
女性アイドルグループのマネージャー。

残りの2年半くらいは、
紅白出場経験もあるアーティストのマネージャーをしていたんですけど。

そんな3年間のマネージャー時代で
強烈に現実を突きつけられたことがあって。

今回はその時の話です。


芸能界の真実

僕が雇われていた音楽プロダクションは、
業界内ではかなり力のあるプロダクションでした。

紅白に出場しているアーティストが何人もいたり。

ドームクラスでライブをするアーティストがいたり。

過去ミリオンセラーを達成しているアーティストがいたり。

売れている人の実績だけを見ると、かなり華やかしいイメージを持つと思います。

ですが、

そんな実績を持っているアーティストはほんと一握りで。

事務所に所属するほとんどのアーティストが、
下積みから抜け出すことができない。

いいものを持っていても、
なかなか売れることができない。


こんなアーティストやタレントは
ごまんといるんですよね。

売る力がないと夢を潰すことになる

そんな中、
僕は1つの男性グループのことを
めちゃくちゃ推していたんです。


そのグループというのが、

・男性4人グループ
・全員歌って踊れる
・バンドも4人体制でいる
・全員ですべての曲を作詞作曲している
・ルックスもイケメン
・ライブのパフォーマンスも完ぺき

と売れる要素が盛りだくさんのグループで。

僕が入社した当時の段階で、
ライブに100人くらいは
集客できる力があったんです。


だから僕は
「zeppクラスの会場も埋めるようになるのは時間の問題だろうな~」
と思っていました。

本音を言うと僕は、
「そのグループの担当になりたい」
って気持ちがあったんですけど。

でもサラリーマンなので、
会社の言うことが絶対ですから。

結局僕は違うアーティストの
マネージャーにつくことになったんですね。

それで僕は3年間その会社に勤めて、
退社することになるんですが。

結局そのグループがどうなったかというと、、、


3年間、集客の人数を
増やすことができなかったんです。


要するに、
ライブの会場が変わることなく
100人規模の会場のままだったんですよね。


正直僕は「なんでだろう?」と
会社を辞める時もずっと疑問が残ったままでした。


ですが、
今思えばすごく単純なことで。


そのアーティストを
世の中に対して広めることが
できる人間がいなかった。


これだけのことだったんです。

要するに、

マーケティングの知識があって、
モノの売り方、広め方を理解している。

そういう人間が僕も含めて会社にいなかった。


だからそのアーティストを売ることができなかった。

たったこれだけのことなんです。

マーケティングとセールスの知識を
身につけてさえいれば、

その4人の人生はもっと違っていたかもしれない。


その知識、力が当時の僕にはなかった。

だから僕が、
その4人の夢や希望を
つぶしてしまったようなもんなんです。


この時のことは本当に今でも後悔してて。


もっと早いうちにマーケティングの知識を勉強しておけばよかった。

なぜあの時にもっと本気になって勉強しなかったんだろう。

と悔やんでも悔やみきれないです。


マーケティングとセールスは人類の必須科目


もしかしたら、
僕と同じ経験をしている人も
いるかもしれないですよね。

音楽に限らず。

自分のお気に入りのラーメン屋が、
ある日突然閉店してたとか。

お気に入りの服屋が、
赤字続きで閉店してしまったとか。

行きつけのカフェがなくなってしまったとか。


もし、
その時自分にマーケティングの知識があって、店長と仲良くなってアドバイスできていたら?


もしかしたらそのお店は繁盛していて
今も経営できているかもしれないですよね。

だからマーケティングの知識って
ぜんぜん他人事じゃないと思うんです。


ぼくは正直、
全日本人、全人類が
マーケティングとセールスの知識は
身につけるべきだと本気で思っています。


それは自分もそうですけど、

自分の周りの大切な人も守ることが
できるかもしれないじゃないですか?


だからぜひ自分事で考えてほしいなと思います。

僕みたいな後悔をしてほしくないですから。


マーケティングとセールス

人類の必須科目にならないかな。

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