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【備忘録】心療内科を受診してみた

またまた久しぶりの投稿となってしまいました。
自分の備忘録として、息子の不登校の記録を残しています。
今回は、息子の心療内科受診について書きたいと思います。

◆受診までの経過

小学1年の12月から学校に行けなくなった息子。
(まもなく1年。あれから1年・・・あっという間でした。)
教育相談で発達外来への受診を勧められ、受診したことは、こちらの記事で紹介しました。

私は息子を育ててきて、育てにくさを感じたことはなかったのですが、以前から感受性の強さ、感覚の過敏さは感じていて、HSCの気質があると感じていました。
HSCで著名な、「子育てハッピーアドバイス」の著者である明橋大二先生が勤務されている病院が受診可能な範囲内にあったこともあり、息子が2年生に進級したタイミングで思い切って初診予約の電話をしてみました。

初診は半年待ちと噂には聞いていましたが、4月中旬頃に実際に電話で予約すると、予約が取れるのは10月末とのことでした。
その頃、息子はどんな状況になっているのかな?と想像しながら、必要なければキャンセルすればいいかな・・・くらいの気持ちで予約を入れました。
受診することで、不登校を改善したいとか、息子が学校に行けるようになればいいとか、そんなことは全く期待も希望もしておらず、明橋先生に会ってみたい!お話を聞いてみたい!話したい!というのが私の受診目的でした。
息子に病院を受診することを伝えると、「僕、病気なの?」という言葉が返ってきました。
病気ではないことを説明し、私が息子のことをもっと理解するための受診であることを伝えると、了承してくれました。

◆診察までの流れ

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半年待って、とうとう受診日がやってきました。
受付で初診手続きを済ませると、待ち時間の間に、先生の著書にも掲載されていたHSCのチェックリストを記入するよう指示されました。
発達外来では、4枚の問診票の記入が必要でしたが、記入するものはチェックリストのみでした。
その後、臨床心理士さんによる問診が15分ほどありました。
受診理由から、これまでの経過、同居家族の年齢や職業等など、丁寧に話を聞いてくださいました。
単純に問診票を書く手間や労力がなくて楽でしたし、書いて伝えるよりも、伝えたいことがちゃんと伝わっている、受け止めてもらっているという実感が持てたように思います。
その内容を先生に伝え、その後診察をなることを説明され、再び待ち時間がありました。

明橋先生の診察には、問診を担当された心理士さんも同席されました。
チェックリストの点数、息子の状態や特徴から、ASDとの違いも説明され、「おそらくHSCだと思いますよ。」と言われました。

息子には、「どんなことが嫌なのかな?学校の先生が怖いんじゃない?怒るんじゃない?」といった質問をされ、何か辛いと感じることがあるのだと思うと説明されました。
私には、「不登校になると、以前は愛着の問題、小さい頃に甘えたりなかったからだと言われてきたが、決してそういうことではないと僕は考えています。甘やかしているとか、周りから辛いことを言われる時もあると思うけど、僕はそれは結果だと思っているんです。だから大変だと思うけど、困ったことがあったら相談してくださいね。」と言ってくださいました。

私の方からは、学校に対してかなり具体的に接し方や対応の仕方について、私からお伝えした方がよいのか?と質問させていただきました。

「それは伝えた方がいい。この子たちにとっては、無理強いは暴力なんです。残念なことに支援者の中にも全く知らない人がいるんですね。私の本の中に先生に向けて書いたページもあるので、コピーして渡してください。もし学校の方で必要と言われたら、HSCは診断ではないのだけど、具体的な対応について書面にしますから、いつでも言ってください。」

と言っていただきました。
『無理強いは暴力』という言葉が私の心に突き刺さり、私自身も息子の対応を見直す機会を与えていただいたような気がしました。

◆受診しての感想

信頼

明橋先生の言葉には、ひとつひとつに愛があって、とても安心感がありました。心の底からHSCを理解してくださっている、HSCを育てる保護者を理解してくださっていると感じることができました。
受診したことで、改めて私自身も息子を理解できたように思います。

『無理強いは暴力』

この言葉を肝に銘じて、日々息子を育てていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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